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イザ東京ドーム3連戦 [野球]

ここまで10勝6敗で首位ファイターズと1.5ゲーム差の2位につけているマリーンズ。明日から東京ドームでファイターズと首位攻防戦です。前回は千葉で3連敗を喫し、当面の敵であるし、何としてもリベンジを果たしたいです。できれば3連勝少なくとも2勝1敗で行きたいところ。東京ドーム開催ということで、アウエイなのにホームの感覚。ファイターズは裏ローテ、マリーンズも裏ながらグライシンガーを筆頭に遙かに強力だ。投げさしてみないとわからないのは俊介だが、これはもう、2回に1回好投してくれればいい。今度はいい番と見ました。
 チーム防御率1点台ファイターズ投手陣を崩すのは容易ではないです。最近見せている守備のほころびやつまらないボーンヘッドはシーズンの始めにやっておくのはいいとして、この3連戦は勝たないといけないので厳禁してもらいたい。
 今シーズンを占う上で重要な3連戦になりそうです。
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2012マリーンズ開幕猛ダッシュ・・とはいかず [野球]

 宮城で開幕を迎えた2012年千葉ロッテマリーンズ。初戦はイーグルスのエース田中将大を打ち崩して勢いに乗り、マリーンズのエース成瀬と救援陣が守った。2、3戦も唐川と新人の藤岡で3連勝とここ数年例がない最高のスタートダッシュ。
 西武ドームのライオンズは大風で開催できず1戦だけだったが、グライシンガーが投げ勝った。
 意気揚々とマリンに戻ってきたが、ファイターズ相手に3本柱を立てて3タテを食らうというとんでもない結果となった。
 貯金1は他球団の星勘定を考えても悪くない数字。だが、ダルビッシュが抜けて投手のクオリティが落ちたファイターズを打ち崩せないのは先が思いやられる。
 投手力は十分なのであとは打撃だけ。新人の中継ぎ、中後、益田は好調だが、多分夏前には体力的に自滅するか、研究されてパンクすると思われる。キャプテン今江が3割を打てないと、優勝は難しいだろう。

残り137試合、精一杯応援するぞ。
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2012年プロ野球予想 [野球]

■パシフィックリーグ

1位 千葉ロッテマリーンズ
2位 埼玉西武ライオンズ
3位 オリックスバファローズ
4位 福岡ソフトバンクホークス
5位 北海道日本ハムファイターズ
6位 東北楽天ゴールデンイーグルス

 1位に推したのはマリーンズ。最大の理由は管理人がファンであること(笑)。下馬評は低いが、先発投手陣が開幕時点で、成瀬、唐川、藤岡、グライシンガー、渡辺、小野と揃い、どれかがダメならペン、上野が埋める。リリーフはロサが調子が上がっていないが、左腕中後が加わり、伊藤、薮田がいる。負け試合のロングリリーフは大谷、吉見で。課題の打撃だが、今江が主将に任命されたことで自覚が増した。これまで好不調の波が激しかったが、彼が覚醒することを期待したい。外野は岡田、伊志嶺、サブローで固まったお陰で大松が一塁にコンバート。もともと動きが悪いところあるからこれは望ましい。外野に荻野が復帰すれば誰かが弾かれることになる。必死になって取り組むことだろう。遊撃はどうやら根元で固まりそう。井口はポイントゲッターとして、福浦、今岡は代打の切り札としての働きが期待。長打はホワイトセル頼みという感じだが、統一球ではなによりも投手力が重要。悪くない戦力と自負する。
 2位はライオンズ。何と言ってもここは優勝争いに慣れているのが強み。中島が残留したことで、ほとんど打撃陣の顔触れが変わらない。抑えるのは難しいだろう。投手力も涌井、岸、西口、石井と揃っている。ただここは抑えと中継ぎに課題を抱える。
 3位はバファローズ。先発の顔触れは揃っているが、全体的に調子が上がっていないのが気がかり。リリーフの特に後ろの平野、岸田はリーグ屈指でこれらが出るまでに勝負をつけないといけない。打撃は韓国人の李が不発だったとしてもT-岡田がいるし、坂口といったところも昨年のようなへまはしないだろう。先発にアメリカ帰りの井川が加われば非常にやっかいな存在となるだろう。
 4位はホークス。昨年43勝稼いだ杉内、和田、ホールトンが一気に抜け、摂津も開幕に間に合わないとあって、非常に手薄になった。馬原がいないとはいえ豊富な救援陣がいるとはいえ、序盤戦から登板するようでは長続きしないだろう。攻撃陣は川崎が移籍。数字的にはさほど落ちないと思われるが、ムードメーカーの川崎がいないことでベンチの雰囲気に明るさが足りなくなる。もともと明るさのない秋山監督だけに連敗で苦しい状態になれば立ち直りがおそいのではないか。
 5位はファイターズ。単にエースというだけでなく、精神的な支柱であったダルビッシュ投手が抜けたのは大きすぎる。理論派で知られる栗山新監督だが、コーチなど指導者経験がなく、開幕で沈むようだとその修正は難しいだろう。
 6位はイーグルス。先発投手は岩隈が抜け、名前で通用するのは田中のみとなった。打撃は相変わらず貧弱だし、借金は20はいかないと思うが苦しい戦いが続くだろう。2年目の星野監督。熱血で知られるこの監督もノンビリした東北人の気質に合わないような気がする。昔の関根監督のようなキャラクターの方が合っていると思うのは管理人だけか。

●セントラルリーグ

1位 読売ジャイアンツ
2位 広島東洋カープ
3位 中日ドラゴンズ
4位 東京ヤクルトスワローズ
5位 阪神タイガース
6位 横浜DeNAベイスターズ

 今年からセリーグにも予告先発が導入された。先発ローテーションの揃っていないチームにとっては、手の内をさらすことになり大きな不利となる。その逆に揃っている球団にとっては有利だろう。
 そうなると打撃陣、投手陣ともに戦力豊富なジャイアンツが優勝の最短距離にいるのは間違いない。たとえ前半戦でBクラスだったとしても追い付くだけの力をもっている。抑えに不安を抱えるが先発を一枚埋めれば問題なし。
 注目はカープだ。先発は実績のあるバリントンに新人の野村、復帰の大竹が加わった。投手力さえ万全なら、打撃は栗原が本来の力を発揮できればAクラスは十分可能だろう。問題があるとすれば野村監督の掌握力だろう。実績のない監督だけに少し壁にぶつかるとチームがバラバラになる可能性がある。
 ドラゴンズは監督が替わっただけで戦力的にはほとんど変わらない。圧倒的な実績を残しながら観客が減ったという理由で解雇された落合前監督。前任者とつい比較してしまう選手は口にこそ出さないが首脳陣批判をすることになるだろう。よくて3位とみるべきだろう。
 スワローズは昨年は後半怪我人続出でゴール寸前で首位から陥落した。リーダー宮本がいる限り、チーム内が破綻することがないだろうが、昨年の傷がまだ癒えていない気がするし、そうでなくても、1年間戦うには選手自身が不安に感じているだろう。
 タイガースは選手の高齢化が進んでいる上に、和田新監督が真弓前監督の作った悪い流れを払拭していない。やるなら外様監督で行くべきだった。
 ベイスターズは監督だけが目立っているが、選手層を見渡すとなかなか厳しいものがある。買収したDeNAとしては連敗記録で話題を作ってもいい。そういう視点もあるが、最下位でも悪すぎる勝率は改善しなければ、観客にそっぽを向かれる。長期的な展望を立てるよりも目の前の勝利を積み重ねるべきだろう。筒香をはじめ個人記録を狙えそうな選手はいるので、まずはムードをよくしていかねばならない。ファンには失礼な言い方だが、もともと細かいチームプレーをできるチーム体質でないし、ファンもそれを期待していないと思う。 
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野球独立リーグは現プロ球団の傘下に [野球]

四国アイランドリーグから始まって、雨後の竹の子のように誕生した野球独立リーグであるが、たちまち経営危機に陥ったり、構想のみで設立すらできなかったり、選手に給料が払えなかったりと、問題が多発している。

日本の独立リーグには下記の問題があると思われる。

1 日本は高校野球、大学野球などアマチュア野球が発達していて、事実上これらがプロ養成機関となっていること。
2 四国アイランドリーグの場合、元プロ野球選手の受け入れを基本的に行っていないので選手の知名度が低い。それゆえ観客が集まらない。
3 大学、社会人の名門から漏れた選手が中心なので競技レベルが低い。
4 経営基盤が安定しておらず、選手に十分な給料が払えないために、ここを目指す選手は不安を感じてしまう。
5 メディアに取り上げられることが少ないので、世間の認知度が低い


 筆者はこれらの問題を解決するために、これら独立リーグを日本プロ野球機構に統合し、マイナーリーグをすることを提案したい。

1 現状の独立リーグは現プロ野球チームそれぞれのマイナー球団とする。
2 異なるリーグならば、複数の球団を持つことを許可する。
3 マイナー球団には国籍制限、支配下選手数などの制限は設けない。
4 各マイナー球団の選手の給料は足並み揃え、基本給+勝利給とする。
5 マイナーリーグは3地区程度に分けて、遠征費用の軽減をはかる。
6 現育成枠の選手は自動的にマイナー契約となる。この選手と各球団独自に採用した選手との混成チームとなる。
7 試合方式としては9回打ち切りタイブレーク、8人攻撃制を採用し、目新しさで世間の注目を集める。
8 チーム名は、例えば大阪パナソニックとか金沢アイオーデータというように、地域名+命名権でつけられた名前とする。最初に地域名を名乗ることで地域性をアピールし地元のファンを獲得し、愛称を企業名とすることで命名権収入により経営の安定化を図る。


プロ野球選手の契約は下の4段階に分かれることになる。
S 1軍登録選手(定員28人)
A 支配下登録選手(ファーム以上の出場可定員70名)
B 育成契約選手(ファームとマイナーに出場可)
C 養成契約選手(マイナーのみに出場可)

 9回打ちきりタイブレークを採用するのは、時間短縮して地元の放送局に放映してもらいやすくするためと、1球の重みを学ぶためである。国際試合で採用されている1死12塁任意打順ではなく、都市対抗野球で採用されている1死満塁継続打順を採用する方がいいだろう。
 8人攻撃制とは聞き慣れないシステムだが、要するに投手が打席に入るのをやめて8人で攻撃するシステムである。育成を目的とするのに守備機会のない指名打者制を採用するのに矛盾するし、かといって投手はやはり投球に専念させたい。それに8人で攻撃すれば、より打席が回るために打者の技量向上に繋がる効果もある。まさにマイナーリーグにぴったりである。この8人攻撃制はトム・ハウス著の「ベースボール革命」で知った。


 選手会はマイナー契約の制度に反対する可能性が高い。しかし経営者はFA権で選手会に対して譲歩を重ねてばかりいる。マイナー契約を認める代わりに9年での海外FAを認めるなど、条件をつけて交渉するようにしたいものだ。
 余談になるが海外FAの場合、球団に補償金が一銭も入らないのは、早期に改善しなければならない問題である。NPBとMBLは別組織だから補償金が発生しないという理屈である。FAは自由契約となるわけで、もし日本からFAを行使して海外に移籍したとして補償金を得るとすれば、逆に海外の球団を自由契約になった選手を日本に移籍させる場合にも補償金が発生することになる。こうなれば日本の球団も外国人の補強に二の足を踏むことになる。選手会からは補償金の撤廃も要求されていることだし、国内移籍の場合は撤廃すべきだろう。そのかわり翌年のドラフトでFAを指名した人数分指名選手を失うことにすればいいだろう。

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中日ドラゴンズ落合色を一掃 [野球]

中日ドラゴンズがユニフォームを変更した。モデルとなったのは1954年に日本一となった頃のデザインを目指したという。8年間に連覇を含む3回のリーグ優勝し、またシーズン2位ながら劇的なパーフェクトリレーで日本シリーズを制した実績もある、あの栄光に満たされた落合中日のユニフォームはあっさり捨て去られることになった。
 8年間に4回の日本シリーズ進出。それまでの中日ドラゴンズは半世紀で4回の進出しかなかった。連覇、日本一というこれまでにない最高の成績を残した落合監督との契約を更新しなかったのは、まず何より観客動員力の低下だろう。プロ野球は興業である以上、観客動員とメディア露出は重要な課題だ。極端なことをいえば、それが達成されるのであれば、勝敗はどうでもいいといえる。
 落合監督は投手力を整備し、守りの野球で実績をあげ、前述の栄光を勝ち取った。投手でいえば抑えの岩瀬、捕手の谷繁、荒木と井端の二遊間コンビで最少得点を守りきった。コーチ陣もあえて中日OBを採用せず、適材適所を貫いた。経営陣を悩ませたのは、落合監督がファンサービスに興味を全く示さないことだろう。落合監督のインタビューで「ファンの熱い声援のお陰です」という言葉があっただろうか。確かに勝つということには素晴らしい手腕を示したが、こと興業ということに関しては、プロの監督の発言としては不適切だろう。もちろん落合氏とすれば、ファンの声援ではなく選手が精進と工夫を重ねたから勝てたのであって、ファンの声援で勝てるものではないという意図があったのだろう。それはそれで落合らしいが、自分たちの給料は、ファンというお客さんが支払っているという感覚に欠けているのではないだろうか。彼の著作を読んでも、技術論は素晴らしいが、そうした感覚はどうやら欠如しているように思える。ただ内気な落合氏がファンに愛想を振る舞うのは彼らしくないことは確か。
 そうした監督の性格を見抜いたファンは球場を遠ざかるようなったのだろう。次期監督に中日OBの高木氏を据えたり、コーチに権藤氏をはじめ中日OBが入閣したり、落合氏が勝つために編成した強力スコアラー陣を解散させたり、また「開幕投手は山本昌」と、勝つために必ずしも最善でない発言をしてまで、旧来のファンの琴線に触れるようなことをしたり、また中日をFAでメジャーに移籍した川上憲伸を呼び戻したりして、これらは全て落合監督の勝つための野球を否定し、負けてもいいから観客を増やす野球を目指すと宣言したようなものだ。キャッチフレーズも「ファンと共に」である。
 そしてゲンのいいと思われる落合時代のユニフォームの完全破壊である。管理人はドラゴンズのロゴはゴシック体よりもドジャースを思わせる筆記体の方がいいと思うので、ホームのユニフォームは前よりもいいと思う。ビジターは胸の「CHUNICHI」がダサイがまあ親会社なのだし仕方がないだろう。管理人がもうひとつだと思うのは帽子の赤いCDマークのデザイン。これに関しては前のゴシック体のCDマークの方がいい。中日も読売、阪神と並ぶ伝統球団なのだから、あのクリスチャンディオールのマークのようなデザインを踏襲するべきだ。

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セリーグ予告先発指名打者導入反対 [野球]

 長年読売ジャイアンツの人気にあぐらをかいていたセントラルリーグ。しかし近年はジャイアンツ戦の地上波放送も激減し、その放映権を当てにしての経営は難しくなっていた。ジャイアンツですらテレビ放送を前提とせず、集客に有利な休日のデーゲームを増やしているほどで、関西で絶大な人気がある阪神タイガースを除けば、どこも観客減に苦しんでいる。
 そこでセリーグはパリーグで採用されている予告先発と指名打者の導入の検討を始めたという。
 管理人は反対である。管理人は千葉ロッテマリーンズがファンであるから、同時にパリーグの球団も兄弟のように思っている。せっかくセリーグに嫌みを言われながらも、ここまで育て上げたこの制度をセリーグに真似されるのは面白くない。
 そうした個人的な感情論を除いても、2リーグ制を採用している以上、どこかに違いがあった方が、ファンとしては面白い。伝統ある球団の多いセントラルリーグは昔ながらのピッチャーが打席に入り、先発隠しのできる野球をし、パリーグは野球をより面白くする要素を加えたシステムを採用する。これでいいのではないだろうか。もしセリーグがこれを採用するなら交流戦に限定するべきだろう。指名打者を導入すると、確かに投手は先発完投が増えて、守れなくなった選手も戦力となる。しかし投手が打席に入らないことで、相手投手の投球を見て学習するという機会が奪われる。また一般に好投手は好打者であることが多いのに彼らの打撃を見ることができない。投手に代打に出す必要がないので、代打職人や投手の打順を替えるための守備要員などが出場機会を奪われることになる。
 だいたい、予告先発と指名打者を採用したところで人気が拡大して観客が増えるわけではあるまい。セリーグの問題点は、経営体力のあるジャイアンツ、タイガース、ドラゴンズの戦力が図抜けていて、他球団のファンが夢を持てないことにある。これを解消する大胆な策を提案したい。
 すなわち所属球団の入れ替えである。まずは福岡ソフトバンクホークスと広島東洋カープ、東京ヤクルトスワローズと埼玉西武ライオンズを入れ替えてみる。すなわち所属球団は次のようになる。

(第1案)
●セントラルリーグ
読売ジャイアンツ
阪神タイガース
中日ドラゴンズ
福岡ソフトバンクホークス
埼玉西武ライオンズ
横浜DeNAベイスターズ

●パシフィックリーグ
北海道日本ハムファイターズ
東北楽天ゴールデンイーグルス
千葉ロッテマリーンズ
東京ヤクルトスワローズ
オリックスバファローズ
広島東洋カープ

 もちろん各球団のファンの反発は承知の上である。現状の戦力を考えれば、パリーグに移籍するのはベイスターズよりもスワローズの方がいいのだが、東京をフランチャイズにする球団がジャイアンツとスワローズの2球団あるのを解消したいためである。
 しかし自分で書いておきながらおかしいのだが、このこの組み合わせでの球団移籍が実現するとは思えない。まず読売新聞を親会社とするジャイアンツがIT企業であるソフトバンクホークスの加入を認めるとは思えないし、同じ新聞社系の中日ドラゴンズも同様の考えだろう
 現在、パリーグはネット配信で全ての試合を観ることができる。これは新聞社とその系列放送局を抱える球団の多いセリーグでは実現できなかったであろう。ソフトバンクホークスにしても、読売新聞の顔色を伺うよりも、思い切ったことのやれるパリーグ残留を望むかもしれない。
 パリーグのもうひとつ親会社がIT企業である楽天イーグルスはセリーグ加入を望むかもしれない。もし現時点で球団を所有していなかったら、横浜球団を買収していた可能性はかなり高い。セリーグとパリーグではメディアの露出度が違う。楽天はもはや「楽天市場」だけではなく、楽天銀行や楽天edyを通じて金融業に乗り出そうとしている。ネットで流通しているお金を支配しようとしているのである。ソクトバンクから見ても楽天の存在は邪魔に見えるかもしれない。
 西武ライオンズはむしろセリーグ加盟は悲願だろう。フランチャイズの問題も発生しないし、平日の試合は観客減に悩んでいたという問題も解消される。ただライオンズは、長年の間、西鉄時代を通じてパリーグの雄として君臨してきていた。ファンの感情としてはパリーグに残ることを望む声も多いだろうし、球団首脳しても少なからずその考えだろう。
 広島カープとしてもパリーグ移籍は球団首脳としては思いもよらないかもしれない。しかしブログなどを拝見するとファンの中には現状のように優勝を夢見ることのできない状況を何とかしたいと思っている人は少なからずいるようだ。確かにタイガースとジャイアンツと対戦することで、3万人の観客の期待できる試合ができるのは魅力だが、せっかく選手を育ててもFA移籍され、戦力強化もままならない状況が続けば、結局ファンが離反することだろう。
 横浜DeNAはは失礼な言い方だが、この球団は黄金時代というものがなかったので、たまに勝つことを喜んでいるところがある。ファンの気質もそのようなのでなかなか強くならないのである。ただそういう球団が1球団あってもいいと思う。東京六大学の東京大学のような存在である。ただし東大は入るのがとても難しい大学だから他球団から敬意を払われている。とにかく与しやすいと思われるパリーグに移籍してまで優勝争いしたいとは考えていないのではないだろうか。しかし長年の低迷が響き現状を打破したいと思っているファンが多くなっているし、DeNAに親会社が替わり、何かと読売新聞に気を遣わないといけないセリーグよりも、ネット配信で提携関係のあるヤフーを系列にするソフトバンクホークスのいるパリーグ移籍を画作するかもしれない。
 ヤクルトスワローズもセリーグ残留を望むだろう。ジャイアンツと同じ東京をフランチャイズにするだけに、地元のスワローズのファンはもともと少なく、たびたびフランチャイズの移転が取りざたされている。新潟や静岡が今後の候補になるだろうが、移動が不便になるなど、問題点も多い。それに球団首脳が「ウチはビジター客で経営が成り立っています」と公言するほど他力本願な経営だ。日程など多少の不便があっても当面は使用料の安い神宮球場を本拠地にして、数多いジャイアンツファンや東京在住のタイガースファンを当てにして経営安定化させるのは決して誤りではない。
 こうしてあらためて考え直してみると、パリーグからセリーグに移籍してメリットからがあるのは楽天イーグルスと西武ライオンズ。セリーグからパリーグに移籍する可能性があるのは広島カープと横浜DeNAベイスターズとなる。したがって球団構成は次のようになる。

(第2案)
●セントラルリーグ
読売ジャイアンツ
阪神タイガース
中日ドラゴンズ
東京ヤクルトスワローズ
埼玉西武ライオンズ
東北楽天ゴールデンイーグルス

●パシフィックリーグ
北海道日本ハムファイターズ
千葉ロッテマリーンズ
横浜DeNAベイスターズ
オリックスバファローズ
広島東洋カープ
福岡ソフトバンクホークス

セリーグが東日本に、パリーグが西日本に偏重するが、スワローズが球場の使用条件や、地元の受け入れ体制が有利な条件となれば静岡移転が考えられるので、それが実現すればバランスがよくなる。横浜DeNAにしてもこうなれば移転の可能性がほぼなくなるので、長期契約ができるようになり、地元横浜に密着した経営ができ、魅力のある球場に設備更新が可能だろう。
 パリーグはずいぶん小粒になった印象だが、リーグの運営的にはソフトバンクホークスの存在は大きい。横浜や広島のファンも夢を追えるのではないだろうか。
 小手先的に予告先発や指名打者を採用するよりも、このように球団構成を根本的に改めるのも一考である。

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横浜ベイスターズ売却決定 [野球]

 ゲームサイト「モバゲー」を運営するディー・エヌ・エーDeNAが横浜ベイスターズを運営するTBSから株式を譲渡され、66%の株式を得た。これにより球団の親会社が変更されることとなり、12月1日のオーナー会議にて4分の3の承認を得られ、DeNAはプロ野球球界の経営に参入することになった。TBSも一部の株式を残し経営に関与することになる。また以前から株式を保有しているニッポン放送も変更はない。2002年に140億円でマルハから球団を買収したTBSは結局65億円で売却することになった。
 球団名は横浜DeNAベイスターズとなった。
 買収費用とは別に日本野球機構(NPB)にはの預かり保証金が25億円。野球振興協力金4億円、加入手数料1億円を合わせて30億円必要で、合計95億円の費用を必要とする。これはDeNAの年間売り上げに相当する。さらに球団は年間20億円以上の赤字に苦しんでおり、その補填も必要である。
 ディー・エヌ・エーがこれほどまでの高額資金を要して球界に参入するのは、何よりも宣伝目的である。携帯電話のゲームサイト「モバゲー」は若年層の利用が圧倒的に多い。翻って、プロ野球の視聴者は40歳代より上が多い。つまりあまりゲームをしない世代に、企業の知名度を上げて、モバゲーの利用者を拡大したいという狙いがあるのだろう。これについては、球団略称を「横浜」とされては効果がない。しっかりマスコミに「DeNAディー・エヌ・エー」と呼んでもらえるよう頼む必要がある。知名度のあるモバゲーを球団名にしたかったようだが、商品名は球団名に使用できないという野球協約に抵触するため、DeNAディー・エヌ・エーという運営会社を球団名にせざるを得なかった。だからこの際、ソフトバンクが運営する電話会社ボーダフォンを「ソフトバンク」と電話会社にしては奇妙な名前に変更したように、モバゲーもDeNAとするべきだ。そうしないと宣伝効果が薄まってしまう。
 宣伝目的としてはむしろ連敗を重ねた方がいいと考える向きもあるが、ベイスターズは近年成績不振でどうしようもない状態が続いている。これは親会社のTBSのやる気のなさが主たる原因である。そこでDeNAは元日本ハムの高田繁氏をGMとして招聘した。高田氏なら少ない経費でチーム強化した実績があるので、このチームにうってつけである。
 あとは箸の上げ下ろしまでメディアに報道されるようなスター選手を獲得し、ユニフォームに思い切りDeNAのロゴを貼り付けることにより宣伝効果は達成されるだろう。監督に元西武で横浜に在籍経験のある工藤公康氏が有力されたが、条件が折り合わず、元巨人の中畑氏に決まった。ふたりに共通するのは明るいキャラクター。言動でなんとかメディアに取り上げてもらおうという現れであり、低迷するチームに活を入れる目的があるのだろう。
 昨年住生活Gへの買収が直前で破談になった最大の原因は横浜スタジアム問題である。住生活は使用条件の悪い横浜からの移転を考えていて、横浜スタジアム側がそれに断固反対したので、折り合いがつかなかったのだ。昨年管理人が書いたように、横浜スタジアムの運営の背後には暴力団が関わっていると思われる。住生活としては関わりたくない思いが強かったのだろう。定額の使用料の他に、チケット売り上げの25%を球場に支払い、看板、物品販売の売り上げも球場のもの。しかも45年契約のオーナーシートが存在し、新球場を検札する場合も横浜スタジアムが運営することとなっている。横浜スタジアムの株の半分は横浜市が所有しているとはいえ、これほどの使用条件の悪い球場はないだろう。
 ところでディーエヌエーは横浜を本拠地とすることを明言している。人口後背地の大きい首都圏、港ヨコハマのイメージの良さ、などを考慮したものと思われれる。横浜スタジアムの言い分はこれまでTBSは1年契約だったので、長期的な改良工事が行えなかったという。少なくとも10年は使用するのならリニューアルを考えるという。横浜スタジアムとしては、球場を改良して魅力を高める代わりに、使用条件はこれまで通りとしたいのだろう。
 それなら仙台や広島のような魅力的な球場にするべきだろう。今年はもう間に合わないし、人工芝も張り替えたところだから無理として、2年後ぐらいから動き出すべきだろう。もう移動観客席を用いてアメフトの試合をすることはないのだから、野球に特化するべきだ。グラウンドは天然芝にするのがいい。実際、雨天中止の問題さえ解決できれば、維持費は人工芝をより安いのである。スタンドはあまりに古いので内部をリニューアルする。外野席はあまりに魅力がない。左翼席を思い切って削って、モンスターウォール化し、逆に右翼席を増やす。三塁側をホームにするというのなら、その逆でもいい。右翼席を壁にすれば、左バッターに不利になる。そうすれば、チーム編成は右打者中心になる。本来、プロのチームはホームグラウンドに合わせてチーム編成するのが当然だ。球場の狭さが取りざたされる横浜だが、これはそのままでもいいのではないだろうか。ひとつぐらい打者有利な球場はあっていいと思う。
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↑ホッシーの横にいるのは誰?
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ドラゴンズ名古屋でまさかの3連敗 [野球]

 地元福岡で連敗を喫したホークスは第3戦の先発として摂津を立てた。タイミングの取りにくいフォームとずば抜けた制球力とリリーフで養った度胸とでドラゴンズ打線を翻弄。最後はファルケンボーグが締めた。ドラゴンズの先発ネルソンは立ち上がりが不安視されたがそれが的中することとなった。
 第4戦のホークスは久々のホールトン。打線はドラゴンズの先発川井を攻めて先制したものの、追加点が奪えず。そのホールトン。6回裏に無死満塁の絶体絶命のピンチを招いてしまう。そこで秋山監督は左サイドハンドの森福を投入。後続を断った。これでシリーズの流れを変えた。もしホークス日本一なら管理人は森福をMVPにしたい。ただし実際は毎試合ヒットを打った川崎となるだろう。最後はファルケンボーグが2イニング投げて逃げ切った。
 第5戦のホークスは左腕山田が先発。ドラゴンズは中4日でチェンを先発させた。初回先制したものその後立ち直ったチェンからなかなか追加点を奪えなかったが、最終的には球威の落ちたチェンは限界で満塁で降板。ホークスに追加点を奪われ、7回に5点差とされた。そうなったら馬原のテストにはもってこいだとばかりに登板。ドラゴンズを零封リレーした。
 相変わらずドラゴンズ打線はさっぱり打てない。谷繁が完全にブレーキになっている。
 これでホークス有利かと言えば、そうともいえないのである。ドラゴンズの落合監督は初めからこうなると思っていたようなのだ。来年の契約の可能性が低いチェンを中4日で使い、それもできるだけ引っ張ったところをみると、今日は捨ててしまったということだろう。確かにホークスは第6戦が和田、第7戦が杉内の両左腕が予想され、初戦で苦戦した相手ではあるけれども、一度球筋をみたプロの打者が同じ対応をするとは思えない。ドラゴンズは第6戦は吉見、第7戦は中継ぎで好投した山井ほか使えるピッチャーを全て使うだろう。それに第5戦で浅尾、岩瀬を投球練習させない点差であったことはかえってアドバンテージとなろう。
 とにかく第6戦がポイントである。ナゴヤでは地力の差でホークスは3連勝できたが、まだ采配では落合監督は沈んではいない。最終的には第7戦までもつれるのではないか。

 
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ホークス福岡でまさかの連敗 [野球]

福岡ソフトバンクホークスと中日ドラゴンズは11月12日、13日に福岡ヤフージャパンドームにて第1戦2戦が行われた。
第1戦、第2戦ともに延長10回表に馬原が打たれ、いずれも2対1でドラゴンズが勝った。
戦前の予想では戦力差からホークス有利の声が多かった。しかし野球とはこんなものである。いいピッチャーはなかなか打てないし、勝ち試合も負け試合もほとんどヒットがでず、最少得点を守り抜くドラゴンズの野球は、まさにこの短期決戦になってますます磨きがかかっている。
ホースクの先発、和田、杉内はほぼ完璧だった。ドラゴンズのチェン、吉見はそれほどでもなかったが、谷繁の配球技術で補った。
では、何が差がだったのだろうか?簡単にいえば指揮官の力量差である。ホークスの秋山監督とドラゴンズの落合監督を比べて、どちらが野球をよく知っているでしょう?だいたいの人が落合監督と答えるだろう。昨年の日本シリーズで落合監督率いるドラゴンズは3位から勝ち上がった千葉ロッテマリーンズと対戦した。監督としての力量が劣る西村監督が落合氏に勝てたのは、3位から上がっただけに日本シリーズを勝たないと無冠に終わるだけに、チーム全体がモチベーションが高く、勢いがあったからだ。その時の落合監督は何故か公式戦のような捨て試合にする采配をしてしまい結果としてシリーズを落としてしまった。
 しかし今年は監督として挑む最後のシリーズ。最後の一人を岩瀬に任せる石橋を叩くような采配はもちろんだが、クライマックスシリーズでは吉見の中3日登板や、岩瀬に代わり最後の一人を浅尾という逆パターンもあって、勝負に徹する采配をしている。
 火曜日からは地元名古屋で3連戦を迎えることになり、ますますドラゴンズは有利に戦える。指名打者を使えないという一点だけとってもホークスは不利だ。ホークスは19勝のホールトンが先発するだろうが、久々の実戦で不慣れなナゴヤドームはいかにも不利である。さらに外国人投手は短期決戦になると過敏に緊張する傾向にある。それはドラゴンズのネルソンも同様だが、こちらはホームアドバンテージがある。ホークスにとって頭が痛いのは馬原の信頼度が低下したことだろう。この状態で少なくとも2勝1敗の星が必要とはかなり厳しい。
 しかし戦力の豊富なホークスは打てる手がある。つまりセリーグ本拠地では代打が多く必要なので、勝負どころだと考えれば、先発の5回に拘らずにどんどん代打を投入することである。延長になれば先発投手を救援に使う、「高校野球方式」を採用するのも手である。第3戦4戦どちらかに勝てれば、第5戦は和田登板で流れを変えられる。
 とにかくパリーグの代表として、このまま負けるのはいただけない。
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WBC参加問題について [野球]

 2013年に予定される、第3回ワールドベールボールクラシック(以下WBC)は、日本プロ野球機構(以下NPB)がプロ野球選手会が主張する大会収益の配分が改善されない限り参加しないという主張に同調する形で、参加表明を保留している。WBCを主催するアメリカメジャーリーグ(MBL)は、参加表明期限の9月末と切ったものの、参加表明しなかった日本に対して、10月まで猶予するとともに、日本に替わる参加国及び予選開催地を探すこととした。しかしMBLとしても日本が参加しないと大会が失敗するのは目に見えているから、最低限の妥協を考慮しながらも、日本の参加表明を待つことになるだろう。
 管理人の主張は日本はWBCに参加するのはやめて、日本が主催者となって新たな国際大会を立ち上げるべきというものである。
 WBCはそもそも問題の多い大会である。問題点を列挙してみる。
1.シーズン開幕前の3月開催では選手が仕上がっていないし、怪我でシーズンを棒に振ることがあり得る
2.MLBの大会収益の配分が多すぎる。
3.メジャーリーガーの大会出場報酬に比べて日本など他の国は低い
4.メジャーリーガーのほとんどは飽くまでエキシビジョンで望むからヤル気がない
5.肝心のアメリカで人気がない
6.以上のような理由で人気のある日本や韓国の選手に怪我のリスクを負わせて、日本のスポンサーから大会経費を吸収し、日本のテレビ局に放映権を売り、MLBがボロ儲けするという図式となっている

 そもそも野球にはサッカーのFIFAのように国際的な横断組織はない。いやあることはあり、ワールドカップなどもやっているのだが、注目度はゼロに等しい。日本国内でもそうで、高校野球連盟、大学野球連盟、社会人野球、プロ野球を統括組織としては日本野球連盟があるものの、実権のない組織である。それぞれのカテゴリーでバラバラで発展してきたのである。これは一朝一夕で片付く問題ではない。これはおそらくアメリカでも同様であろう。
 管理人は選手会の主張は理に適っており、このままWBCに参加してもMLBの利益になるだけで、日本のためにならないと思う。本来であればこれは選手会でなく、NPBが主張するべき問題である。NPBは赤字だ、赤字だという前に、利益を追求する体制になっていないのである。もっともNPBはオーナー会議の権限が強く、コミッショナーが仲裁役でしかないことが問題だ。おそらく球界の盟主を自称する球団が権力を維持したいためであろう。
 現在のNPBの収益は参加球団の上納金とオールスター、日本シリーズのチケット及び放映権その他の権利収入、それとアジアシリーズなど不定期に開催される国際大会の僅かな収益のみだ。毎年4億円ほどの赤字を計上していて、さすがに選手会も気の毒に思ったのか、自分たちの年金のためのなのか、2011年からオールスターを3試合とすることに合意した。
 あと収益を上げる対象としてはクライマックスシリーズだろう。現状ではチケットも放映権も主催球団が総取りすることになっている(だと思う)が、放映権だけでもNPBで管理するというのはどうだろう。主催球団は既得権の侵害と反対するだろうが、NPBの赤字体質を何とかしなければならないのはわかっていると思うので協力してもらう。
 そして、もうひとつ強力な収益の柱は、野球日本代表の常設化である。これはサッカーの世界では常識である。実際、NPBでは、常設化の方向で動いていて、2012年以降、定期的に国際大会を開催するための準備をしているところである。NPBとしてはこの大会でスポンサーを募り、収益を上げ、WBC参加への選手会の同意をとりつけたいという。しかしこれはいささか虫が良すぎないか。選手としてはWBC参加とNPB主催の国際大会との二重の負担になるからである。国際大会の収益も選手に分配されるとはいえ、未知の大会でリスクが大きすぎ、選手会が納得するとは思えない。
 現実的な解決策としては、WBCには不参加を表明し、NPB主催の国際大会を立ち上げることだろう。もちろんMBLのように利益を独占するのでなく、大会委員会を立ち上げて公平な収益配分を実現する。
 管理人が描く大会フォーマットは次の通りである。

1.開催は11月とする。
2.参加国は日本、韓国、台湾、中国、オーストラリア、そしてキューバとする。
3.6カ国総当たりのリーグ戦を行い、上位2チームで決勝を行う。
4.名称は「天皇杯国際野球大会」とする。
5.審判はアメリカのマイナーリーグから雇う

1.開催を11月とするのは日本シリーズ終了後に行う方が、春に行うより選手の怪我のリスクが小さいからだ。第1回WBCの参加で揺れた時、選手会は春開催に難色を示していたから、この点は合意されるだろう。問題は野球に相応しくない気候。日本ではドーム球場があるから大丈夫だが、韓国ではまだひとつもない。しかし台湾、オーストリア、キューバ、中国の華南地方なら冬季でも開催できるだろう。問題は韓国だが、おそらく建設への具体化が進むものと思われる。

2.参加国にアメリカがいないのは当然で、その息のかかったカナダも参加を見込めない。しかしメキシコは親日国だけに可能性がある。もしそうなればフィリピンを加えて8カ国にしてもいいだろう。

3.野球はたくさん試合ができるので3連戦総当たりも可能だが、選手の負担を考えれば2連戦が限界だろう。決勝以外は延長も12回までにして、タイブレークで決着し、決勝は延長15回までで再試合とするのがよいとおもう。決着をつくまでやるのではテレビの放映に問題があるし、再試合をする方が興業面で有利だからだ。

4.大事なのは大会の名称である。国際的影響力の強いMBLに対抗するだけの権威が必要だ。日本には天皇陛下という、他国を黙らせる権威が存在する。そこで優勝国には天皇杯を付与することとしたい。ただ、現状は天皇杯は東京六大学野球の優勝校に付与されている。天皇杯は原則として各競技の全国大会にしか付与されない。軟式野球は全国大会に天皇杯が付与されるが、硬式野球は参加校が固定し、人気もかげりが見えつつある東京六大学という一リーグ戦の優勝のみを表彰している。いくら東京六大学連盟が日本の野球界に貢献してきたとはいえ、過去の栄光に縋っているだけで不公平である。国際大会に天皇杯が付与された例はないが、それではグローバル化の時代に対応できない。もともと野球はアメリカ由来のスポーツであるし、先鞭をつけるのに悪くない選択だ。
 天皇杯を取り上げた東京六大学連盟には新たに総理大臣杯を付与することとする。実際、歴代の総理大臣は東京六大学に参加している東京大学、早稲田大学、慶応大学、明治大学から多く出ているし、その方が相応しいと思える。
 問題があるとすれば、天皇杯という名称に韓国、中国が拒否反応を示すかもしれない点だ。これについては妙策がなく、理解をいただくしかない。

5.審判は日本が務めるわけにいかないだろう。かといって第3国に信頼のできる審判は多くない。マイナーリーグの審判を希望するがMBLは反対するかもしれない。カナダも同様となると、審判の人選は意外に難しいかもしれない。

 この大会が成功すれば、MBLがWBCの収益配分を見直して、日本の取り分が多くなるようにするかもしれないし、そうすれば日本は参加できるし、またアメリカは天皇杯に参加するかもしれない。そうなれば、WBCと天皇杯を2年ごとに開催すれば、NPBの収益が増えることになるだろう。

 野球日本代表についてだが、現在はユニフォームのフォーマットもエンブレムも決まっていない。常設化するならいいかげんなその場限りのデザインをせずに100年くらい使うつもりでしっかりしたデザインをしてもらいたい。これには私案があるので後日発表したい。

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