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アルポットで作る豚肉ともやしの蒸し煮 [旅行]

 コロナウイルス対策で外出自粛が呼びかけられ、不要不急の外出はもちろん、飲食店も三密を避けるために休業しているところもある。県外に出ることも不可で、旅行などはご法度だ。食料を調達するための外出ならよく、県内の近場ならば外に出てもまあいいだろうということで、世間ではバーベキューやキャンプがブームだ。
 といってもバーベキューを新たにはじめるとなると、材料はもちろんのこと、コンロに木炭に着火剤、火箸に、皿に、ちょっとした机、それに飲み物や食材を入れるクーラーボックスが必要だ。さらに贅沢をいえば、日よけに椅子にとあれもこれも買わないといけない。家族ならば、すでに持っていたり、これから買ったとしても今後もつかえるからいいとしても、筆者のような独り者はどうすればいいのか。ひとり用のバーベキューセットはあるにはあるが、火を起こすのが面倒だし、そもそもこのご時世のバーベキューは世間の目も冷たい。ましてはひとりバーベキューなど変態扱いされても仕方がないだろう。何よりも片付けが面倒くさすぎる。
 そこで登場するのがアルポットだ。アルポットはアルコールを燃料とする湯沸かしぽっとだ。容器が密閉されているので風の影響を受けずにお湯を沸かすことができ、他に煮る、蒸す、炊くの料理が可能だ。要するに理科の実験やコーヒーサイフォンで用いるアルコールランプなので火力が弱く、お湯を沸かすにも時間が掛かるし、バーベキューのような焼き物もできないけど、点火と換気さえ気をつければ車中泊でも使える。
 今回、アルポットを使ったレシピとして「豚肉ともやしの蒸し煮」をやってみることにする。
用意するもの
・アルポット
・燃料用アルコール
・マッチ
・水
・皿
・割り箸
・茶こし
・ポン酢
・豚バラ肉
・もやし

 ここではひとり用として話を進める。アルポットはアマゾンで購入するのが安い。7700円もするが、アルポットは停電など非常用としても使えるので、助かることもあるかもしれない。付属のアルコールはすぐになくなるので、別の新品を買っておくべき。燃料用アルコールなのでメチルアルコール。これは消毒用どころか人体に害があるので注意すべきだ。
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↑アルポット
 蒸し煮をするにあたって必須なのは茶こしだ。これはダイソーで買ったものだが、これを柄の部分を写真のように曲げてアルポットの内部に納めるようにする。端にリングを付けているのは片付け時に網を箸で持ち上げられるようにするためだ。
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↑茶こしはこのように改造する

 豚肉はバラ肉にした。アルポットの内部は狭いのでできるだけ細かい方がいいのだ。
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↑買った豚肉
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↑豚肉ともやし
 下ごしらえは必要ない。気になる人はもやしをザルにあげて洗った方がいいだろう。
 アルポットの燃料を注入する。アルポットは火加減ができない。だから調理は一気にする必要がある。そのため最大の燃料を入れる。
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↑燃料を注入
 ポットに水を注ぐ。量は茶こしの網に掛からない程度だ。
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↑網をセット
 アルコールを点火し、ポットを乗せる。湯が沸くまで待つ。
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↑点火
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↑窓から点火を確認
 湯が沸き始めたら、もやし、肉、もやし、肉・・・の順番に入れる。これで蒸し上がるまで待つ。
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↑材料を入れる
 皿にポン酢をいれて準備する。皿はダイソーで買った。箸や飲み物置き、タレも複数入れられて便利だ。
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↑ポン酢は必須
 豚肉のピンクの色が消えたらできあがり。ただしポットの内部は上の方が温度が高いので、内部もよく見ること。
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 できあがったら、取り出してポン酢を付けて食べる。何の調味料も入れていないのに、その旨さに驚くはずだ。
↑出来上がり
 ポット内の肉を食べ終わったら、もう一度材料を入れ、繰り返す。ここで燃料が少ないと火が消えてしまい、もう一度追加するハメになる。再点火時は芯がアルコールで湿っているので注意すること。
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↑追加する
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↑シンプルながら美味しい
 食後はポットの中は脂で汚れているのでしっかりと洗うこと。キャンプで何が面倒ってこの片付けだろう。
 本来、この料理は竹のせいろでするのが本道で、実際その方が美味しいのだけれど、このやり方でも遜色ない。
 是非お試しあれ。
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