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2012年千葉ロッテマリーンズ後半戦かく戦えり [野球]

 42年ぶりの首位での折り返しに成功したマリーンズ。目下2位のファイターズとは2ゲーム差をつけている。長いシーズン、故障者なしで乗り切ることは不可能である。マリーンズも多くの故障者を抱えている。先発投手陣は開幕当初は
成瀬、唐川、藤岡、グライシンガー、ペン、渡辺俊
だったのが、前半終了時には
成瀬、小野、大谷、上野、吉見

といった面々。要するに成瀬以外は消えてしまったのだ。先発が好投しても、ここまでリリーフを支えてきた益田の投球内容が悪化しており、立て直しが急務だ。ただ薮田からクローザーを奪った内、そして奪われた薮田も復調しており、他所の球団に比べればまだ有利な点がある。左の中後が復調すればワンポイントとして面白くなる。ロングリリーフのできる大谷が先発に回っているのは後半戦を戦う上で懸念材料。唐川はいずれ復帰するとして、藤岡かグライシンガーのどちらか復調してくれないと、成瀬の負担が重くなってしまう。
 打線は長打力不足を連続安打で補っている。しかし夏が近づくにつれタイムリーが出ず残塁の山が築く試合が多い。スモールベースボールの弱点で、どの選手も平均的な打率を残していて、どこからでも攻撃できるが、選手の調子が悪くなると、打線が繋がらなくなり、得点が上がらない。3割打っているのは角中のみ。彼には個人タイトルをモチベーションに頑張ってもらいたいものだ。長打が期待できるホワイトセルが戻ってきた。彼が下位にいると、滅多にバットに当たらなくてもあのスイングを見れば恐怖を感じるだろう。多少結果は出なくても使ってみたい。
 マリーンズの強みは、引き分けの多さと、屋根なし球場故に試合の消化が遅いことだ。対戦成績の悪いファイターズが真下にいるのは困りものだが、ファイターズは間違いなく先に日程を消化する。残るのは相性のいいイーグルスだ。セリーグの場合、勝率が同じなら勝利数が多い方が上位に来る。しかしパリーグにはこの規定がなく、引き分けの価値は上位球団に重い。現在10の引き分けだが、おそらくシーズン終了時に17ぐらいになっていると思われる。そうなると必要な勝利数は少なくなるだろう。マリーンズにとっては勝つよりも負けないことが重要になる。
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