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ゴールドコーストマラソンと旅行記 その4 [旅行]

これは管理人が2001円6月、オーストラリアのゴールドコーストへの旅行記です。もう10年以上も前の出来事であり、今となっては参考にならない点もあろうかとございますが、ご了承下さい。

最初一つ前一つ後最後

■乗馬初体験■
6月25日(月) 晴
 6時45分起床。窓の外を見ると、ちょうどビルの谷間から朝日が見える。
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↑ゴールドコーストの朝

 朝食を食べに行くためエレベーターで降りる。ホテルの朝食は$10.95であった。朝食は別料金なのであった。M氏がシドニーに向かって出発するらしく夫人とトランクを引っ張っていた。
 8時55分過ぎに、乗馬クラブの人が迎えに来た。
 9時45分、クルマで走るとニューサウスウェールズ州境に近い牧場に着いた。ツアー客は全て日本人で父娘でマラソンに参加した親子。フロリダに9年住んでいたという夫との新婚旅行の夫婦。UFOキャッチャーの商品を製造している会社に勤める男性2名。ちなみに彼らは4泊5日の職場旅行で昨日はソフトボールをしたのだという。そしてもう一人は10キロマラソンに出場した50代の男性。彼とUFOキャッチャーの1名がニュージーランドで乗馬経験者がある。
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↑繋がれた馬
 ここに来るまでに運転手兼オーナーは、鹿児島県出身なのに、薩摩訛でないおかしな日本語でいろいろ解説してくれる。断片的に列挙してみる。
・牛肉は100kg=A$5000=約35万円が相場。ほとんど零細牧場では勘定が合わない。
・そのような牧場は自然放牧でどうにか利益をだす。
・オーストラリアには相続税がない。
・所得税の平均税率は35%である。
・クイーンズランドは「女王の土地」という意味
・したがって自分の土地であっても樹木の伐採は禁止
・また道路計画の実施には反対できない
・クルマが落ちて困るところにしかガードレールがない
・何も標識のない道路は80キロ制限
・地震はほとんどない
・台風もないが、強風によって山火事が起こる
・これはユーカリの葉が油分を多く含まれていて、擦ると発火するからである
・またそれは乾燥した空気が拍車をかける
・米は1kg=$1と格安
・食料品は安いが、給料も安い
・クルマには車検がないので、古いクルマが多い
・政府は環境基準を満たすため有鉛ガソリン車を一掃したいようだ
・州政府のクレームに対する対応は速い
・渋滞緩和のため制限速度を上げるというのもやる
・結局、日本で稼いで老後をオーストラリアで過ごすというのがいいだろう
 まさしく馬小屋のような乗馬クラブについた。まずは子供用の木馬に乗って練習。女性は恥ずかしいのかそれをしなかった。ヘルメットはともかく手袋はあまりに汚く改善を要す。
 まずは広場で日本人スタッフによる乗馬の手ほどき。これも箇条書きにしてみよう。
・馬に乗るときは手綱を首にかけ、左手で手綱の中間とたて髪をつかむ
・次に左足をアブミに掛ける
・右手を鞍に持ち、またぐようにして騎乗する
・手綱はあやとりのように親指と小指を通し、余った手綱を親指で抑える
・基本姿勢は背筋を伸ばすこと
・また手綱をへそより上にあげないようにする
・足の位置は後方になるように股を伸ばし気味にする
・走らせるには脚で蹴って合図する
・動かなければさらに蹴る
・曲がるには曲げるほうの手綱だけをその方向に開く
・速度を落とすには手綱を押したり引いたりする
・止まるには足を前に出し、手綱が止まるまで引く
・止まったらうなじをなでて誉めること
・山道を登るには手綱をたて髪をつかみ前傾姿勢をとる
・下るには脚を前に出してのけぞること
・馬との会話は怠らないこと
・スタッフいわく馬は3歳児並みの知能を持っている
 オーナーが引綱を持って速歩で周回する。かなり揺れるのが実感できた。次に誘導馬に率いられて野山を歩く。
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↑乗馬中
 私が先頭で乗ることになったDURANという馬は行きたがりであり、足で合図しなくとも前の馬につられて勝手に走る。逆に止めるのに苦労する。若いので食欲旺盛であり、小便が多い。
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↑食事中
 引き馬をしていると、DURANは首筋を私の身体に寄せてあまえるしぐさを見せる。いい馬に当たってよかった。
 12時00分過ぎ、バーベキューというよりもこれはステーキの昼食。ただし飲料水は有料で$2であった。食事も終わり、馬にニンジンをあげている写真を撮ってもらう。
 往きと同じライトバンに乗って、ホテルに戻る。荒涼とした土色の大地が海のように広がっている。所々島のようにユーカリの木が生えている。誰もが想像するようなオーストラリアの風景である。偏西風がこの乾燥した大地を通過し、ゴールドコーストの雨の少ない快適な気候を提供している。


■またビーチにやってきた■
 13時46分にホテルに戻る。
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↑ホテルの部屋
 文庫本を持って14時44分にビーチに向かう。初めて南太平洋の海の中に入る。踝までつかっただけなのでさほどの感想もないが、砂がサラサラであった。仰向けに寝そべって、文庫本を読む。昨日、これをやりたかったのである。真っ青な空に文庫本の文字がくっきりと浮かび、美学を感じた。持ってきた本は「どくとるマンボウ医局記」だった。作者の北杜夫氏は2011年10月24日に亡くなられた。今のところ自分が最も影響を受けた作家である。ご冥福をお祈りしたい。
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↑ビーチの砂
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↑ビーチでリラックス
 浜辺を去ってから貴重品を入れるロッカーを発見した。これがないと一人でビーチに来ても泳ぐことができない。現金を含む荷物を砂浜に置き去りにできないからである。
 インターネットカフェPTCへ行く。ここは日本語が使えることが分かっていた。回数券の利用が主であるらしく、1時間の利用料金は$5.5と割高。でもよく考え見ると、約400円だから妥当なのかもしれない。宝塚記念でテイエムオペラオーがメイショウドトウに敗れ、千葉ロッテマリーンズが3連敗。そんな情報を手にした。パソコンは5台。ほとんどの人がメール利用だが、もう一人はワードからプリントアウトしているらしかった。日本人の客がファイル保存中にブルーバックになってあせっていた。「強制的に電源を切るのは管理者から禁止されているのですが」といいながらも店員が電源オフしていた。17時00分前にそこを出る。
 夕食は近くのネラング川沿いのマンゴーズMango'sというレストランに行くことにした。ちょっと道に迷った。
 私はまたも芸がないことにステーキを頼んだ。これを書いている今、この理由を考えてみると、どうやら、折角海外に来たのだから、安くて美味しいステーキを食べようという魂胆が働いていたようだ。ワインを2杯飲んだ。
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↑レストラン「マンゴー」
 20時23分ホテルに戻る。
 夕食のワインが回ったのか、風呂に入って気分が良くなって22時頃寝た。

最初一つ前一つ後最後

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