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大型二種免許取得記~後篇~ [資格]

・中篇のあらすじ
 予定された合宿日数で大型二種免許を取得できず、やむなく故郷に帰った筆者。故郷から合宿に通うという荒業で4度目にして修了検定に合格。ようやく仮免許を手にした筆者は路上教習に挑むことになった。
大型二種免許取得記~中篇~

 第14日/9月13日
 鳴門へ4度目の遠征。今回も南海フェリーと自転車で行く。3泊なので荷物が多く登山用のザックを背負う。
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↑またこれに乗って徳島へ
 8時半和歌山港を出港。3連休の初日。時間帯もいいので船内は混んでいる。自転車は積み込みが最後になるので、客室の座席は確保できなかった。いやカーペットにはまだ余地はあるし、座席も空いているのだが、荷物を置いているので座れないのだ。それでも船は広くて大きい。何とか座るところはあるものだ。屋外のベンチに座る。
 ここで千葉ロッテマリーンズ里崎捕手の引退を知る。2度の日本一の功労者。Twitterに投稿したら、電波が圏外となっていまい、せっかく書いたつぶやきが消えてしまった。潮風が寒くなってきたので退散した。その後は自販機の前のベンチで過ごす。
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↑鳴門渦潮高校。元鳴門工業高校で里崎の出身校
 10時半徳島港着。パンクしないように慎重に船を降りる。今日は自転車やバイクの客が多い。客室に自転車を持込、到着後組み立てている人も多い。
 さすがに教習所までの道のりは慣れたものである。
 阿波しらさぎ大橋は立派なハープ橋。しかしこの道は国道ではなく県道である。
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↑橋の北詰
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↑歩道自転車が色分けで分離
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↑阿波しらさぎ大橋
 11時半に宿舎に到着。あてがわれた部屋は1階道路側で、日除けを降ろさないと外から部屋が丸見えになる。食堂の近くなので食料保管スペースが近く、ここで食べている米は「元気一杯すくすく米」だと知った。
 路上教習の第2段階は筆者のように中型免許を持っている人は9時限で行われる。1限目は既に消化したシミュレーションなので、7回乗っただけで見極めとなる。これは中型を持っているということはトラックに乗っていて、大型車に慣れているから、この程度で技術取得できるだろうという見込みによる。しかし筆者はトラックは教習所でしか乗ったことはなく、素人同様である。普通免許所持の大型2種の場合19時限で行われることを考えると、この第2段階も筆者は苦戦することが予想された。
 教習は15時からであった。第2段階2回目の教習は、はじめての路上教習。緊張する。卒業検定は4コースあって、路上教習は往路1コース復路2コースか往路3コース復路4コースが基本である。今回は3、4コースだ。大ざっぱにいえば、教習所から旧徳島空港方面を目指すコースとなる。教官による模範運転というのはなく、いきなりハンドルを握る。


 教官に初っ端から「発進、その他の基本的なことができてませんねえ」とダメ出しされた。いきなり厳しいこと言われ焦る。狭い道ではミラーを木の枝に当てないよう、真ん中寄りを走る必要がある。しかしセンターラインを踏めば右側通行となってしまう。2車線の地域道路の場合幅員は3m。バスは車幅が2.5mあるので木の枝が張っている場合、ほとんど余裕がないのだ。直進時にもミラーに路側帯が映っているか確認しないといけない。
 もうとにかく事故を起こさないように運転することに重点を置き、技術的なことは二の次にした。教習所に戻ると教官は「これではお客さんを乗せて走らすことはできない。特に発進が遅すぎるし、停止も急ブレーキになっている。」と再度ダメ出しされた。
 ちなみに2種免許の場合、わざと教習生を怒らせるようなことをいって、その反応を見るという指導項目があるらしい。常に冷静に感情をコントロールできることがプロの運転手として必要だからだ。
 ガッカリしている暇はなく、16時から本日2度目3回目の教習。今回は1、2コース。大ざっぱにいえば北方面にある鳴門駅を目指すコースである。


 そんなブレーキではお客さんがこけるで、と語気を強く言われた。教習所に戻ってから、車内で立たされあなたのブレーキはこうだといわれる。確かにこけそうになる。発進時、車体がガタガタ震えるのは、アクセルの踏み込みが足りないからで、もっと踏みなさいと何度も練習させられた。
 18時に本日3度目4回目の教習。外はもう暗いのでライトをつける。横をすり抜ける自転車とバイクに気をつけないといけない。発進は徐々に上手くなってきた。アクセルは1300rpmをあれば十分で、ガタガタ震えだしたら、クラッチを少しだけ上げればいいのである。バスのブレーキはエアで動作するので、普通車のように強く踏んでいけない。停まる寸前に弛める「真綿で首を絞める」感じになる。教官はたまに上手くいっていることがあるので、それを常に出せるようにしやんといかんね、と指摘した。
 3回乗った路上で自信めいたものが芽生えた。しかし緊張感と疲れから取るもの手に着かず、早い目に寝た。

 第15日/9月14日
 11時より5回目の教習。心優しいH教官。クラッチをゆっくりあげるようアドバイスをしてくれた。盆休みのころは大型バスの教習は筆者だけであったが、9月になってから3台のバスがフルに動いている。
 宿舎に戻って少し間がある。近所をジョギングしたり、洗濯をやって過ごす。
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↑セブンイレブンまで711m
 15時より6回目の教習。3、4コース。旧空港近くの細い道から左折で縁石に乗り上げ寸前だった。オーバーハングを計算してもっと前に出てからハンドルを切ること、シフトチェンジが荒い、一呼吸置いてからチェンジするように指摘された。
 卒業検定では路上検定の前に場内課題として、鋭角と縦列駐車または方向転換、後方感覚が課せられる。これは第一段階のはじめの方でやったのだが、筆者は修了検定の突破に時間がかかったので、それらの課題はほぼ1ヶ月以上やっていない。今回は早めに教習所に戻ったので、鋭角をやった。予想通り脱輪して抜けることができなかった。見極めまであと3回しかない。路上教習に時間がかかるので場内課題をする時間がない。筆者は第1段階の悪夢を思い出し、不安になってきた。
 続いて16時から7回目の教習。今回は特別教習で卒業検定のコースとは無関係に走る。普通車の高速教習のようなものである。バスは小鳴門橋を目指す。景色のいいところ走る。これは鳴門自動教習所の特権といえる。排気ブレーキを体感するのが目的の一つとなっている。排気ブレーキとはワイパーレバーの近くにあるスイッチを押すと作動し、アクセルを弛めると、排気ポートが閉じて、より強いエンジンブレーキがかかるというものだ。長い下り坂でそれを試した。ところが全く利いている様子がない。教習所に戻ってから教官が動作確認していた。2号車はどうやら動作しているようだ。構内の短い直線で確認した。
 鳴門自動車教習所は全般的に設備、教官とも良好だといえるが、バスの古さは如何ともしがたいものがある。掲示板に貼っている「教習所へのご意見」でも「バスが古いのを何とかしてほしい」の回答が「我々も新車購入を望んでいます」とのことであった。バスともなると中古でも相当な値が張る。なかなか買えるものではない。ただ古いバスで練習した方が、就職先のバス会社で運転が楽になるという側面もあるかもしれない。
 夕食は焼き鯖だった。若い子はこれ、食べるのだろうか、と余計な心配をした。
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↑夕食の焼鯖

 第16日/9月15日
 9時から8回目の教習。1、2コースを周回。教官は「バスの運転手になるんですか?」と聞き、とりあえず必要ないけど将来不安から取ると答えた。和歌山に住んでいると答えると、南海電鉄関係のバス会社は関西大手私鉄5社で最も給料が安いという。
 ここまで方向転換、鋭角などの場内課題はほとんどやらずに来てしまった。教官に不安を表明すると、「課題ができるまで見極めが通らない」と言っていた。なるほど見極めを何度も落ちるわけだな、と覚悟した。
 続いて10時から9回目の教習。これが見極めとなる。まずは場内課題。鋭角で失敗、縦列も失敗、後方感覚では後ろをぶつけた。散々であった。「これは卒検を受けるレベルではないですねえ」と言われ落ち込む。路上は省略した周回コース。左折時、ハンドルを切るタイミングが遅れ、信号待ちのクルマを下がらせてしまった。「これはプロの運転ではありませんねえ」と再びダメ出しされた。クルマを降りる前には、「先は長いと思っておいてください」と言われた。見極めは落ちてしまった。
 再度の見極めは15時からの10回目の教習。2階の鋭角はいずれも失敗。2回目の縦列駐車は脱輪寸前。方向変換は教官の補助ありでどうにか入った。路上は省略された三角コースのみ。クルマを降りる際教官は「とにかく安全確認を怠らないように」と評した。これはまた見極めを落ちたなと思った。しかし教習簿をみると「良」の文字が書いてあった。あれで良?という感じだが、とにかく見極めが通ってしまった。そんなわけで明日は卒業検定である。
 この技量で見極め合格とは、あまり嬉しくない。自分としては見極めを何回か落ちるのを覚悟していたし、その方が技量が上がると思っていた。もしかすると教習所側としては、見極めを何回か落とすよりも、卒業検定を何回か落とした方が、補習も受けることになるので、実入りが多くなるから、そのようにしているのでは勘ぐりしてしまう。しかし見極めは卒業検定を受ける技量にあることを認めるという意味だから、表立っては表明できないだろう。あるいは無責任にも奇跡が起きればと思っているのか。
 夕食後、大型を教習中の合宿生と話をする。65歳と29歳の男性だが、彼らは仕事で必要になって免許を取得しに来たという。筆者のように趣味でここに来ているのと真剣味が違うのか、ここまで教習は一度も落ちていないという。
 検定前の緊張をほぐすという口実で、近くの焼き鳥屋へ飲みに行く。タッチパネルによる注文が目新しい。
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↑注文はタッチパネル(そのうちめずらしくなくなるだろう)

 第17日/9月16日(火)
 卒業検定は12時から実施される。宿舎は10時にチェックアウトし、荷物は教習所に預けることになる。筆者の場合、合否にかかわらず、本日で一時帰宅となるが、もし合宿を続ける場合も一旦チェックアウトし、再度チェックインすることになる。その際は別の部屋になることがある。前年の普通二種の卒業検定はそのケースだった。
 この鳴門の地では卒業検定はそのように相性が悪い。今回は普通二種よりも技量が完璧でないという点で、合格の可能性が低いだろう。
 午前中は時間が空いているので、散髪をするつもりだったが、残念ながら今日は月曜日でほとんど閉まっていた。教習コースの沿道にあって、気になっていた「やまなみ珈琲店」で時間調整。高級な雰囲気で値段もそれなりである。平日の昼間なので高齢者と女性が中心。
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↑やまなみ珈琲店
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↑ウインナコーヒー
 12時前に教習所に着いた。もう合宿料金に含まれている延泊費は使い切っており、延泊料金として18650円を支払う。
 やがて教室で説明が始まった。今日は免許の種類が多く普通車AT、普通車MT、牽引、自動2輪、大型1種、大型2種、普通2種。合計18人の受験者。大型2種は3名。私は3番を引いた。担当する検定員は修了検定で1分退場で不合格にした教官だ。この時点で私はおそらく路上にでることはないだろうと確信した。そう思うと逆に気楽になった。
 13時検定が始まった。まずは右鋭角。切り返しの際、左前輪を脱輪させてしまった。次に、方向転換左。右前輪をラインを踏み脱輪。これで80点以下となり検定不合格が確定した。路上も出ることなく敗退。
 待合室で合宿生の若い男と話をする。鳥取大学農学部の学生さんだ。彼がいうには、鳥取県は109年後には人口がゼロになるという。もともと鳥取は島根と同一県だった。しかし松江市に機能が集中し、鳥取県部分の人口が流出してしまい、その引き留めのために別の県にしたのだという。鳥取県の農業の従事者後継者不足に悩まされており、また西日本は東日本に比べ農業の規模が小規模でコストが高いのだという。
 結局不合格は私だけだった。モニターを見ると大型二種の横に1、2、3の文字が現れ、筆者の番号の3が消えた。
 ショックは大きなものではなかった。これは折り込み済みだったからだ。しかしその後、1回の検定の度に補講費用1万円、卒業検定6480円、宿泊費4680円と交通費5200円がかかってくる。1回約2万5千円。さすがの私も鼻白んだ。
 できるだけ早く卒業する方針に変更し、10月の3連休ではなく、9月末の土日に行くことにした。もし次も落ちたら、その次からは日曜日の日帰りで行こうと思う。つまり落ちたその日曜日に補習を受けて、1週後の日曜日に検定を受けるわけである。これを繰り返せば宿泊する必要はない。今回もそうすることはできたが、やはり、補習と検定の日にちが開くのは、技量の保持上問題があるので、とりあえず次は土曜補習で宿泊、翌日曜日検定にしたのだ。
 15時に撤退。南海フェリーに乗り、定刻18時半に和歌山港着。
 この週の土曜日は仕事なので、挑戦は来週の土日となる。

 第18日/9月27日(土)
 交通費の削減のため、今回の遠征は自転車を分解して船内に持ち込むことにした。自転車をそのまま車両甲板に運び込んだ場合、往復1400円必要だが、それを浮かそうというわけである。
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↑和歌山港駅からフェリーを結ぶ連絡通路には動く歩道がある
 10時、早い目に和歌山港に着いた。久々の自転車の分解だが、手際よくできた。ちなみに自転車はこれまで乗ってきたクロスバイクではなく、トライアスロンをやっていた時に使っていたレース用のロードバイクである。ロードバイクであるから前傾姿勢をとるため高速走行できるが、荷物を背負って走る自転車ではない。ペダルもビンディングシューズで足を固定するタイプで、とても小さく、普通のシューズでは漕ぎにくいものだ。それにヘルメットなしのジーパンで乗るわけだから、外から見ればそうとう可笑しかったであろう。なぜこれに乗ったかというと、クロスバイクは分解した実績がないからである。
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↑乗っていったロードバイク
 12時40分徳島港着。組立時間を含めても自転車を航走してもらうのと大して時間が変わらない。ただ今日は快晴。天候に恵まれている。気象条件が厳しくなると話しは違うだろう。
 修了検定で成功した「Coco壱番のカツカレー」でゲン担ぎの昼食にするかと考えたが、この卒業検定はまだ先が長いだろうということで断念。あれはまさに「ここ一番」で使うべき、今はまだ早い。ということで昼食はケンタッキーフライドチキンになった。これには特にゲン担ぎはない。
 14時半宿舎に到着。管理人のおばさんはすっかり顔なじみになった。
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↑宿舎のフロント
 15時より補習教習。検定で失敗した方向変換を徹底的にやった。縦列駐車は一回のみ。鋭角は一度で成功した。これは自信が持てるようになった。路上は変速と進路変更でミスがあった。方向変換に関してはハンドルを緩く切って後輪を角に近づけ一気にハンドルを切ればいいとわかった。落ち着いてやり、安全確認を怠らなければ何とかなりそうな気がしてきた。
 教習終了後、カラオケに行く。2時間でも3時間でも料金は同じ950円。ならばと3時間いた。
 宿舎で夕食。もう夏休みが終わり学生はいなくなり、宿舎は閑散としている。賄いのおばさんもひとりだけだ。大型を受けに来ている年輩の人ばかりだ。9月に入ってからバスの教習が増えたし、中型二種を取りに来ている人もいて、中型バスが動いている。この中型バスはおそらくこの教習所で一番新しいクルマと思われる。
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↑中央の黄色いのが中型バス

 第19日/9月28日(日)
 よく眠れたはずなのにまだ寝たりない気がする。
 大型二種検定のポイントを某サイトでチェック。うんざりするほど多い。かえって緊張してしまった。
 検定までの時間を散髪に当てることにした。テレビは昨日噴火した御嶽山のことばかり報じている。
 あとは卒業検定を待つのみ。普通MT、普通AT2名ずつ、大型、大型特殊、牽引、大型二輪、普通二輪各1名。そして大型2種は3名。車両は2号車で一人の検定員が1名を見る。筆者は2番くじを引いた。検定コースは2。右鋭角に左方向転換である。
 13時過ぎ検定開始。まずは場内課題。1番の若い男はそつなくこなした。続いて筆者。まず、左方向転換。ここは右より左の方がやりやすい。これ以上なく上手くできた。ところが右にでるときに左前輪が脱輪しかけた。まずいと思ったが、ギリギリはみ出さずにすんだ。続いて後方感覚。ちょっと遠いと思ったがギリギリ入っていたようだ。右鋭角ははじめから3回の切り返しで行くつもりだったので巧くいった。
 続いて路上課題。まずは1番の人の手並み拝見。あまり上手ではないが、大きなミスなく終了した。続いて筆者の番だ。課題は2コース。駅北の三叉路でうっかり3速にいれて発進し、その後も3速発進をやってしまった。あと違法駐車のせいで左が狭すぎて、中央線を踏みかけて、3回検定員にブレーキを踏まれかけたが、ギリギリ踏ん張った。
 どうにか完走できた。検定員からは「免許を取ってから左に気をつけて運転するように」といわれた。どうやら合格の感触である。
 続いて筆者が3番の人の添乗を務める。1番の人にじゃんけんで勝ったのだ。他人の運転を見るのは勉強になる。3番のおじさんは全般的に不安定な運転で、鋭角でも脱輪寸前だった。それでも大きなミスなく完走した。思ったのは他の2名は私と技量的に同程度だとわかったことだ。これは少し安心材料。
 帰還後受験者3名と談笑する。他の種目の受験者は既に全員合格し帰ってしまった。
 1番の人は地元徳島の男性。地元のバス会社に就職が決まっての免許取得。会社から補助をもらうと3年間やめられないというので自費で行くことにしたという。
 3番の人は京都の55歳の男性。電車の運転手をしていて今は無職。就職のために大型2種と牽引の免許取得を目指していた。
 やがて所長が現れて「全員合格」と発表された。みんなにつられて「やったー」と言ってしまった。実は自分としてはあまりにも時間とお金がかかったので安易に喜ぶまいと思っていたのである。
 卒業証明書が手渡され、所長から講話。といってもプロドライバーになることを自覚せよとの簡単な内容だった。去り際私に「よくがんばりましたね」と言われた。
 それぞれの人生の健闘を祈って堅い握手を交わす。いいものである。
 16時ちょうどに自転車を走らせる。
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↑さらば鳴門自動車教習所
 出航までまだ時間がある。その時間を夕食に当てることにした。もちろん祝杯を兼ねてである。阿波しらさぎ大橋の南にある「酒菜和の香」という割烹風の店に入った。雰囲気相応の価格だが美味しかった。
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↑店入口
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↑お通し
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↑よこ(マグロの子)のお造り
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↑太刀魚の天ぷら
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↑サワラの塩焼き
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↑シジミの味噌汁
 お土産は小松島の竹輪。かつて南海フェリーは小松島港に発着していて、船付き場には竹輪の立ち売りをしていたものであった。小松島港には国鉄小松島線が乗り入れ、和歌山港には南海和歌山港線が乗り入れていて、歴とした鉄道連絡船だったのだ。しかし小松島線は1985年に廃線となり、徳島側の発着は徳島港に移った。そこで懐かしい写真を2枚。
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↑フェリーからみた小松島港(1984年9月)
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↑小松島港仮乗降場駅名票
 19時発のフェリーに乗る。80%ほど埋まっていた。椅子席を確保。
 暗い夜道を自転車で走る。22時前帰宅。
 こうして19日間の戦いが終わった。夜道を自転車で走っている時こんなことを考えた。免許取得を目指し徳島に渡った8月はまだ夏の暑い日差しが照りつけていた。しかし今はそこかしこでキンモクセイの甘い香りが漂っている。長い道のりであったが、まずは目的達成。素直に喜ぼう(帰宅後、また祝杯をあげた)。

おわり
大型二種教習日程
コマ(限) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
日/時刻 8am 9am 10am 11am 12pm 2pm 3pm 4pm 5pm 6pm 7pm
8/7(木)             1 2      
8/8(金)   3   4              
8/9(土)   5     6            
8/10(日)                   7 8
8/11(月)   9   10              
8/12(火)       11(1)     12(2)        
8/13(水)         13(3)   14(4)        
8/14(木)           15(5)   16(6)      
8/15(金)   修●         17(7)        
8/16(土) 休養日
8/17(日)   修●                  
  一時帰宅
8/30(土)             18(8)        
8/31(日)   修●                  
  一時帰宅
9/6(土)             19(9)        
9/7(日)   修○       1          
  一時帰宅
9/13(土)             2 3   4  
9/14(日)       5         6 7  
9/15(月)   8 9       10(10)        
9/16(火)         卒●            
  一時帰宅
9/27(土)             11(11)        
9/28(日)         卒○            
  赤字=第1段階 青字=第2段階 (数)=通算延長補習数

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コメント 4

秋山

今日無事に卒検合格しました。実は前に2回連続で卒検を受けて不合格になりそれから2週間受けずに時間を買って乗り込んでからの卒検で何と合格です。家族の誰もが大型バスの運転をやった事が無い(父はタクシーと大型トラックの運転経験はあるがバスは全く無い)ので未知の分野です。今日は1コースでの試験だったので簡単でした。後は運転免許センター(旧空港ビル)での学科試験のみです。因みに今日は中型一種8t限定解除と普通二種で合格が出ていました。こちらは中型一種8t限定(しかも取ってからは1500ccのコンパクトカーまでしか大きい車を運転していない)からいきなり大型二種(当初は大型一種の予定だった)というある意味無謀な選択でした。
by 秋山 (2016-10-11 21:25) 

umayado

秋山様
卒検合格おめでとうございます \(^_^)/
学科試験はもう終わったのでしょうか。まあしっかり勉強すれば大丈夫でしょう。
管理人は普通→普通2種→中型限定解除→大型2種という大変お金のかかる取り方でしたが、管理人のような限られた時間でなければ、普通→大型二種でいいと思います。車両感覚に馴れるのに時間がかかったと思いますが、まあ、取得すればこっちのモノですよ。

by umayado (2016-10-15 23:28) 

秋山

昨日ついに大型二種免許取得です。11日卒検後17日に絞って模擬テストをネットとスマホアプリで何度もして試験に臨み一発合格です。この日は鳴門自動車教習所卒(前日卒検日だった)の人が多く、顔見知りの普通二種(私と同じ日に卒検合格)と大型二種(こちらは私と同日入学)も来ていていずれも合格でした。勿論試験場の後は教習所に寄りました。
by 秋山 (2016-10-18 18:14) 

umayado

秋山様
大型二種免許取得おめでとうございます
(*^^)//。・:*:・゚'★,。・:*:♪・゚'☆ パチパチ
管理人も合格してから早2年。大型車それ以来全く乗っておりませんが、月日の経つのは早いものだと実感しております。まあその間に運転技量は落ちているわけですが・・・。
by umayado (2016-10-18 23:24) 

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