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プレーオフに向けてのマリーンズ [野球]

 開幕前の目標だったプレーオフ進出を決めたマリーンズ。しかし福岡で1位を走るホークスに連敗。千葉に戻って5位ファイターズに対しても1勝1敗といいところがありません。ホークス戦は地力の差として諦めることができるにしても、ファイターズ戦は好機にあと一本が出ず、残塁の山を築くばかりで、初戦は渡辺俊介の好投で勝てたものの、2戦目は小林宏之をやや引っ張り過ぎた感で、反撃体勢を整えられなかったですね。
 今年のマリーンズ野球の特徴として、「先行逃げ切り」というのがあります。早い回で先制し、中盤で追加点、先発が7回まで踏ん張る時が一番強いです。反面、逆転されたときの反発力が弱いです。優勝を争っているチームの割にサヨナラ勝ちが異常に少ないのは、攻撃面での淡泊さを感じさせます。このあたりは未だに万年Bクラスの体質がまだ抜けきっていないのでしょう。先発投手を長い回まで引っ張り過ぎる傾向にあるために、さらに追加点を与えてしまい、結果として攻撃陣の意欲をそぐという結果になっているような気がします。
 9月は終盤の9連戦を除いて、試合日程が連戦、休み、連戦、連休とかなり緩やかになっていて、先発投手は4人いれば十分です。マリーンズでは清水直行、渡辺俊介、小林宏之、久保ですね。小野、セラフィニは先発が早い回から崩れた場合のロングリリーフ要員とすれば、前述の問題は解消することが期待されていました。しかしこの二人はまさしくそのような展開だった先の福岡1戦目で登板したものの、ホークス打線を抑えることができず降板。ボビー監督の構想は再度練り直しとなりました。といっても他に人材がいるわけでなし、先発が余るのは確かなので、この二人が中継ぎで登板することは今後もあるでしょう。今度は好結果を期待したいですね。
 さて、今後のマリーンズには3つのシナリオが用意されています。

[1]シーズン1位通過。
[2]シーズン2位通過。ホークスに対してアドバンテージなし。
[3]シーズン2位通過。ホークスに対してアドバンテージあり。

[1]はもっとも有利にプレーオフを戦えるし、シーズン1位で優勝すれば、これほど結構なことはありません。しかし現在首位ホークスとは5ゲーム差。残り試合はどちらも17試合。直接対決は4試合です。ホークスは直接対決以外を9勝4敗ぐらいの星を残すのは間違いなさそう。そうなるとマリーンズは12勝1敗という驚異的なペースで勝ち、尚かつ直接対決で4連勝しないと首位には立てません。これはもはや数字上の可能性があるというだけで、現実にはホークスに余程の異変が起きないかぎり、可能性はゼロといっていいでしょう。むしろ、シーズンで無理してプレーオフで戦えない状態になる方が危険です。
[3]はマリーンズがシーズンを全敗しても、訪れる未来図です。もし1位チームに5ゲーム差をつけられた場合、1位チームに1勝のアドバンテージを与えるというプレーオフ規則がなければ、シーズンは勝敗を度外視し、プレーオフに全力を傾けるという戦略をとることが可能です。しかし現実はそうではないので、ホークスに5ゲーム差未満でシーズンを終えて、[2]のシナリオを目指すのが現実的でしょう。これなら直接対決までなんとか5ゲーム以上離されないようにし、直接対決で勝ち越せばよいわけです。こちらにはジョニー黒木という切り札もいます。
 プレーオフ第一ステージに清水直行、渡辺俊介、小林宏之が先発してしまうと、日程の関係から第二ステージには彼らは登板できず、逆にホークスは杉内、斉藤の両エースが登板してきます。もしアドバンテージがとられれば勝算はかなり低下します。
・アドバンテージは何としても阻止すること
・打撃陣はさらに奮起すること
・ジョニーが福岡に降臨すること
この3点が叶えられてはじめてマリーンズに「優勝」が見えてくるのだと思います。


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