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女性宮家創設へ [政治・経済]

------NHK オンラインより引用始め
政府は、女性の皇族が結婚後も皇室にとどまれる「女性宮家」の創設も視野に入れて皇室典範の改正案を取りまとめる方針を固め、来年2月から学識経験者への個別のヒアリングを行うなど、具体的な検討に入ることになりました。

「女性宮家」の創設も視野に入れた今後の皇室の在り方について、藤村官房長官は、先に、来年から有識者へのヒアリングを始めることを明らかにするとともに、有識者会議を設けるかどうか検討する考えを示しています。これを受けて、政府内で協議した結果、有識者会議については「小泉政権の下で設けた会議で、皇位継承などの幅広い論点の検討は終わっている」などとして、設置を見送ることを決めました。そのうえで、政府は「この問題は、皇室活動の安定のために緊急性の高い課題だ」として、皇室典範の改正案を取りまとめる方針を固め、来年2月から学識経験者への個別のヒアリングを行うなど、具体的な検討に入ることになりました。政府は、改正案の検討を皇位継承の問題とは切り離して進める方針です。しかし、与野党に「『女性宮家』を創設すると、皇位の継承を男系に限ってきた伝統が崩れるおそれがある」といった指摘もあることから、改正案の内容や国会への提出時期については慎重に検討を進めることにしています。政府は、こうした方針を来月前半に発表することにしています。
------NHK オンラインより引用終わり
-お断り- 本文には皇族の御名が頻繁に掲載されていますが、適切な敬称、表現がなされていない可能性があります。管理人の勉強不足故ですが、文章を読んでいただけでは皇室擁護の立場であることがおわかりいただけるともいます。どうかご容赦いただきたいと思います。 ----
 現在の皇室典範では皇位継承権のある男子しか、宮家の創設が認められず、女子は皇族の身分を離れて、一般人と結婚するしかない。現在、皇太子殿下より若年の皇位継承者は皇太子殿下の弟宮である秋篠宮殿下とその息子である悠仁さまのみである。
 太平洋戦争に敗戦直後、昭和天皇のほか秩父宮、高松宮、三笠宮の3人の弟がいて、それぞれに子供ができれば、皇統が絶えることがあるまいと楽観していたこと、さらに皇族の増大による国家財政上の問題と、GHQの指示により、天皇直系でない皇族は臣籍に降下させられた。ところが、秩父宮と高松宮には子供がなく、三笠宮には3人の男子を得たものの、孫に男子を得ることができなかった。また今上天皇の弟の常陸宮にも子供がいないのである。
 これから考えると、たったひとりの後継者ではあまりにも心許ないといわざるをえないだろう。男子が産まれないばかりか、子供ができなければ、皇統は完全に途絶えるのである。日本の象徴たる天皇がいなくなる。これは由々しき事態である。
 2005年、当時の小泉政権は男女に関わらず長子に皇位継承権を認める皇室典範改正案を提出した。しかし十分な議論もせずに事を進めようとしたために、男子継承を維持したい保守派の反発を招き、また秋篠宮殿下に男子がお産まれたことから、一気に議論がしぼんでしまった。
 今回の女性宮家創設は宮内庁の要請によるものだ。それはおそらく政治的発言が憲法で禁じられている今上天皇の意向と考えて間違いなかろう。それには以下のような意図が働いていたものと思わせる。
1.今上天皇は78歳と高齢で健康状態にも不安があること。

2.秋篠宮の2人の内親王うち長女が成人(結婚適齢期)に達したこと

3.雅子皇太子妃殿下の適応障害問題。男子が得られないことによる精神的重圧。それを嫌って皇太子妃のなり手がなくなる。

4.皇太子の娘、愛子さまの教育問題。皇位継承権があるなら帝王教育が必要

 管理人の結論をまず述べる。
1.今上天皇の子または孫に限り女子にも宮家創設を認める
2.女性皇族の配偶者は男系皇統を有する旧皇族を優先とする
3.上記に該当者なき場合はかつて臣籍降下した男系皇統を有する民間人から選ぶ
4.配偶者の決定は皇室会議の同意を要する
5.上記女性宮家の子孫は皇位継承権を得る
6.皇位継承は男女別なく長子を優先する。ただし女性天皇の皇太子は男子を優先とする
7.女性皇族が2および3に該当しない一般男性を配偶者とした場合、その子孫には皇位継承権を得ることができない
8.皇籍から離れた女性は皇位継承できない
9.女性天皇の男子配偶者の敬称は「大公陛下」とする
10.女性宮家の男子配偶者の敬称は「公殿下」とする
 
報道では「皇位継承の問題とは切り離して進める」とあるが、この継承順の問題は今回同時に解決したいと管理人思っているので、私見はこれを言及している。
 まず、女性宮家創設するにしても、その対象は天皇の子供か孫に限定するのは、より直系に近い血統の選択、国民の理解、女性宮家の必要以上に拡大するのを防止する観点からも必要と思われる。
 問題はその配偶者をどうするかである。管理人は第一に男系皇統を有する旧皇族を優先したいと考えている。現在、該当するするお方は以下の通りである。ただ十分に調べることができず、もう亡くなられているかもしれないし、民間人と結婚しているかもしれないし、男子を得ているかもしれない。

■皇太子と同じく昭和天皇の孫で、皇統の男系男子

東久邇信彦 (旧皇族 東久邇宮信彦王) 1945年生まれ
壬生基泰 (旧皇族 東久邇宮盛厚王の子) 1946年生まれ
東久邇眞彦 (旧皇族 東久邇宮盛厚王の子) 1953年生まれ


■愛子内親王と同じく昭和天皇の曾孫で、皇統の男系男子

東久邇征彦 (旧皇族 東久邇宮信彦王の子) 1973年生まれ
壬生基成,基敦 (旧皇族 東久邇宮盛厚王の孫) 1979年生まれ、1982年生まれ
東久邇照彦,睦彦 (旧皇族 東久邇宮盛厚王の孫) 1979年生まれ、1980年生まれ


■今上天皇と同じく明治天皇の曾孫で、皇統の男系男子

北白川道久 (旧皇族 北白川宮道久王) 1937年生まれ
竹田恆正  (旧皇族 竹田宮恆正王) 1940年生まれ
竹田恆治  (旧皇族 竹田宮恆治王) 1944年生まれ
竹田恆和  (旧皇族 竹田宮恒徳王の子) 1947年生まれ
寺尾厚彦  (旧皇族 東久邇宮盛厚王の子) 1966年生まれ
東久邇盛彦 (旧皇族 東久邇宮盛厚王の子) 1967年生まれ
アルフレッド稔彦 (旧皇族 東久邇宮俊彦王の子) ブラジル国籍


■皇太子と同じく明治天皇の玄孫で、皇統の男系男子

朝香明彦 (旧皇族 朝香宮誠彦王の子) 1972年生まれ
竹田恒貴 (旧皇族 竹田宮恆正王の子) 1974年生まれ
竹田恒昭,恒智 (旧皇族 竹田宮恆治王の子) 1981年生まれ、1982年生まれ
竹田恒泰,恒俊 (旧皇族 竹田宮恒徳王の孫) 1977年生まれ、1980年生まれ

 仮に天皇の内親王が彼らと結婚し、男子を授かれば、その子は男系男子だから皇位継承者となり得るはずだ。自民党の伊吹元幹事長もこの意見を述べている。
 ただ、この問題は簡単ではない。戦後、皇族は男女に関わらず、政府の裏からの策謀はあったにせよ、両性の合意という形で結婚にこぎ着けている。このように初めから配偶者が限定されるのでは、すでに結婚適齢期である秋篠宮殿下の真子さま、佳子さまにとっては不本意だろう。また旧皇族の男子にとっても、口悪く言えば種馬扱いであり、もし男子が得られなければ、雅子妃殿下と同じような苦しみを味わうことになるだろう。
 しかし皇統の維持は是非とも必要で、真子さま、佳子さま、そして愛子さまには自然な形で出会うという体裁を取り繕ってでも、そのようにするべきである。そうはいっても恋愛感情のわかない、半ば義務的な結婚はつらい。民間人なら離婚してしまいかねない。定められた運命とはいえ、できれば意気投合して結婚に至ってほしいものだ。
 さてこの3名の内親王に旧皇族男子を配偶者を得たとしてもなお皇統の維持には不安が生じる。つまり、まず第一に子供が産まれなかったらどうするかということである。悠仁さまが成長されて配偶者を得た場合も同様の問題が生じる。こうなれば旧皇族男子を養子に立てるしかないだろう。しかしこれは非常の事態であり、臨機応変に対応するしかないだろう。多分管理人は生きてはいない。
 第二に女子のみで男子を得ていない場合だ。お生まれになった女子のお父さんは旧皇族であり、配偶者を旧皇族とするわけにいかない。古来皇族は近親配合を行っていたが、結果として病弱な王子が多かった。まして現代ではそれは大いに忌避されるだろう。そこで管理人の提案する「かつて臣籍降下した男系皇統を有する民間人から選ぶ」という。これは内親王からみて配偶者の選択肢が広がるという利点がある。ところで男系皇統を維持している男性は民間人にどれだけいるのだろう。もちろん出目ははっきりしていないといけない。最も知名度が高いのは源氏と平氏の子孫だろう。源氏の直系は途絶えたが、足利氏の子孫は残っているし、その親戚筋にあたる細川氏も男系が続いているはずだ。細川護煕元総理大臣も該当する。平家については詳しく調べていないが、とにかく父親を辿れば桓武天皇や清和天皇に繋がる由緒正しき血統をもつ民間人はいるだろう。江戸時代に出家した皇族の子孫ももしかすると残っているかもしれないが、それは私生児に近いものだから対象外だろう。
 管理人の青写真としては今後の想定は以下のようになるだろう。
1.愛子さま、真子さま、佳子さまは旧皇族を配偶者とする。
2.今上天皇が崩御されたら、愛子さまが皇太子となる。
3.現皇太子が即位後崩御されたら、愛子さまが女性天皇として即位される。
4.悠仁さまが皇太子に即位される。
5.この時悠仁さまに男子が得られていれば、男系皇統は維持される
6.愛子さま、真子さま、佳子さまの男子は宮家を創設され、万一に備えて「皇統の伴走者」となる。

 とりあえず今のところ、男性皇族はおられるのだから、必要なのはバックアップなのである。女性でも天皇になれると決まれば、皇族の妃となる女性の精神的負担も軽くだろう。男子が得られないばかりに、週刊誌に憶測からあらぬことを書かれ、精神がズタズタになる皇太子妃のなりてを確保するためにも、管理人はその点からも女性天皇は容認したい。しかし皇統男系でない男性と結婚して、女系天皇になるのは反対だ。すでに1500年も続いている祖法を壊すことはないし、まだ旧皇族もおられるのだから、今上天皇の直系と融合をはかるべきだ。

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コメント 2

junn

1.女子に宮家創設を認めない
2.女性皇族の配偶者は男系皇統を有する旧皇族の子孫を優先とする
6.皇位継承は男子に限るとする。
8.皇籍から離れた女性は皇位継承できない

by junn (2012-01-19 11:59) 

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憲法以前の人間の尊厳を全く無視したアカの他人の戯言ですな。

産まれた時から結婚相手が決められるような選民思想は時代錯誤も甚だしく、到底国民に受け入れられませんよ。
昭和、平成の皇室が努力してきた歩みと国民との距離が大嘘だったことになります。

そうまでして皇室や皇族を維持したいのなら、出雲大社のようないち宗教家になってそこで好きにやったらいい。
家同士(血縁同士)のことなら国民は気にしません。
それに税負担も解消されて、と、まず天皇制の存続議論になるでしょうな。

同じ一般人として生活していた人が突然、血を理由に皇室に迎え入れられて高貴な人だと崇められるようであれば、皇室は廃止する方向で動きますね。

血を理由にした生まれながらの選民、身分がまかり通るなんて日本人としてまっぴらです。
by お名前(必須) (2018-06-22 00:45) 

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