屋根はあるべきか [野球]
今日の千葉マリンでのイーグルス戦は雨のため中止。それにしても今年は雨に祟られてますねえ。関東で屋根のない球場を本拠地にしているのは、マリーンズの他には神宮のスワローズと横浜のベイスターズ。しかし神宮や横浜は雨が降っていないのに中止にすることが多々あるのに、何故千葉は雨天強行が多いのでしょうか。理由を考えてみました。
1.スワローズやベイスターズはセリーグの球団であり、消化試合が9月に回ったところで、タイガース戦やジャイアンツ戦であれば集客が見込めること。
2.マリンでは試合ごとにスポンサーがついていてそのキャンセル料がかかってしまうこと。
3.単に面倒くさいから「やってしまおう」
4.赤字球団マリーンズにとってはいまだ1万人分のチケット払い戻しはキツい。
その他いろいろあるのでしょうが、もう思いつかないからやめるけど、マリンを天然芝化することを検討されながら、ハイテク人工芝とされたのは、費用面や芝を植える季節の問題もありますが、多少の雨でもすぐに乾いて試合を開催できる魅力に勝てなかったからではないでしょうか。
管理人は野球は雨の中するものではないと思います。何より危険なのはピッチャー。濡れた指先でコントロールが定まらず、本当の意味での「危険球」となってしまいます。バットにしてもグラブにしても雨で濡れて、重くなってしまいます。選手の中には1シーズン通してグラブを変えない人もいるでしょうから、これは翌日の試合にも影響するでしょう。アンダーシャツ、ユニフォーム、スパイクも予備を用意しなければなりません。走塁面も土のグラウンドでは泥濘に足を取られ、人工芝は滑りやすくなって怪我する可能性が高くなります。
そういう意味からしても日本でドーム球場が普及したのは致し方のないことだと思います。しかしそれは雨が降った時や極端に暑い時や寒い時に必要なものであって、好天に恵まれた日には屋根は全く無用となります。
シアトルのセーフコフィールドのように、天然芝で雨の日だけ閉じる屋根付きというのが理想的でしょう。しかし3万人程度しか収容できないマリンに莫大な工事費をかけて屋根をかけることはとても採算が合うとは思えません。
さしあたりの管理人の結論。
1.マリンに内外野とも天然芝を敷き詰める。近年のハイテク人工芝はかなりよくなったとはいえ、選手の間には不信感が未だに強いようだ。そこでパリーグ唯一の天然芝球場をアピールして、他球団の足腰に弱点がありながらも素晴らしい技術を持つ選手を勧誘し、同時にマリーンズの同様の選手の移籍を防ぐ。
2.そうしているうちに戦力が整ってくるから、常に優勝を狙えるチームになる。もともと外野席には熱心なファンが詰めかけ、05年には優勝して、知名度も上がったのだから、観客をより集めるようあらゆる営業努力をし、セリーグでの阪神タイガースのような存在となる。
3.そうすれば雨天強行しなくても、中止にして、9月の予備日にまわしても、集客をみこめる。というより自分のチームが優勝に絡めるならば、むしろ9月に試合がある方が観客を集めることができる。
4.雨対策としては、パドレスのペトコフィールドのようにグラウンド全面をかぶせることのできるシートを設置する。寒さ対策としては指定席だけでいいからヒーターを取り付ける。マリンの庇に太陽電池を取り付けて、蓄電装置を設け、その電力を利用することによりエコロジーを印象づけるのもよし。暑さ対策は海風を利用するのが一番だが、特に必要だとは思わない(だったら書くな)。
屋根よりも天然芝を、これが管理人の結論です。
それはともかくマリンで有り難いのは庇ですね。とくに2階の内野自由席。雨が降っている時、値段の高い指定席がずぶぬれなのに、それよりも安い2階内野自由席は庇があるおかげで傘をさす必要も待避する必要もありません。外野も後ろの方は庇のおかげで濡れずにすみます。雨の日は安いチケットの方が快適というのはマリーンズらしくて面白いですね。
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