SSブログ

ストラップホールのないスマホにストラップを取り付けよう [最近買ったもの]

IMG_0898.JPG
 かつてのスマートフォンが普及する前の日本では、多くの携帯電話にストラップが取り付けられ、そのデザインで差別化が図られていた。ある意味ストラップ文化があったといえよう。
 ところがスマホの普及により状況が一変した。海外製のスマホはほとんどストラップをつけるところがないのである。海外ではストラップ文化が存在しないのだろう。日本製のスマホは需要があるのでストラップホール付が多いが、もし海外製のスマホを手にしてストラップをつけるとすれば、ストラップホール付の外付けのケースを買うか、ケースに穴を開けるか、イヤホンジャックを利用するしかない。イヤホンジャックの場合、特別な仕掛けがなければ、落下で簡単に抜けてしまうし、イヤホン使用時にストラップが使えないばかりか邪魔になる。
 スマホ本体に穴をあけるのは難しい。やはりカバーに穴をあけるしかないだろう。ここではその方法を紹介する。
IMG_0891.JPG
↑オリジナルのASUS ZenFone 5Q
 筆者のスマホはASUS ZenFone 5Q。まずこれに適合するケースを買った。ZENFONE 5Qには透明のカバーが付いているが、これは柔らかすぎて穴をあけてもストラップに引っ張られて伸びてしまう。だからできるだけ硬いカバーを選ぶ必要がある。筆者のスマホは赤なので同じ色のケースにした。ケースの赤色は若干くすんでいて同じ色ではないが我慢しよう。
zenfone5Q.jpg
↑ケースはアマゾンにて購入
IMG_0894.JPG
↑中国から送られてきた
 このケースは硬くていい感じだ。さてストラップの穴をどこに開けるかだ。ケースを見渡すと一カ所しかなかった。それは下の中央部であった。ここはUSBコネクタがあってその下にわずかな隙間が空いているのだ。何とかストラップの紐は入りそうだ。
 ストラップはセリアで買った。デザインは無きに等しいものの、税抜き100円と格安ながら、シリコン製で、ポケットに入れた時にスマホ本体を傷つけない優れものだ。色はスマホに合わせて赤にした。偶然ではあるが買ったケースの色とよく似ている。手触りはややすべりやすくなったものの、手持ちした時の大きさの違和感はない。
IMG_0895.JPG
↑セリアで買ったシリコンストラップ
 それではケースに穴を開けることにする。穴の大きさはストラップがギリギリ通る2mm。場所的にこれ以上大きな穴は開けられない。狙い所はケースの丸まっているアールの部分のほんの少し上。ちょうどアールのところがストラップの紐が通ることになる。
 穴を開けるには道具が必要だ。筆者は電気ドリルを持っている。いきなり高速回転するので、ドリル刃が横に流れないように、先の尖ったキリで切り込みを入れておく。ケースは樹脂なので1秒もかからず簡単に開けることができた。キリだけで穴が開けられそうだ。筆者は持っていないがピンバイスでも開けられるのかもしれない。こういう穴開けは経験者なら簡単な作業だが、「これが人生最初の穴開け」というのであれば、他の材料で練習することをお勧めする。
IMG_0893.JPG
↑穴をあけたところ
 次にストラップを通す。ストラップの紐はどのスマホでも通すのが難しいが、この小さな穴に通すのは誠に難儀である。そこでできるだけ細いステンレス線か銅線を用意する。これを呼び線にして、ストラップの紐に掛け、2本のステンレス線で引っ張る。これでストラップの取り付けは完了だ。
IMG_0896.JPG
IMG_0897.JPG
IMG_0899.JPG
↑ストラップを取り付ける
 実際使ってみると、効果は絶大だった。一番の利点はカメラ撮影である。船や展望台などで腕を伸ばして撮影する場合、スマホを海や谷に落としはしないかと心配しながら、シャッターボタンを押さねばならなかった。しかしストラップを指に掛けておけば、その不安をかなり軽減できる。今回買ったセレナのストラップは輪が小さくて手首には掛けられないが、ダイソーで売っているストラップなら手首に掛けることができる。これなら心配は皆無となろう。
 あと筆者の場合でいうと会社のロッカーでも有効だ。うちの会社はスマホの職場への持ち込みは禁止されていて、ロッカーに置いておく必要がある。ところがロッカーには棚がなくスマホの置き場がないのである。ズボンのポケットに入れたままでは通知のチェックに時間がかかる。しかしロッカーには棚はないがフックがあるのだ。ここにスマホを掛けておけば、着替えの前に通知をチェックできて便利なのだ。
 もう一つの効用として、スマホの向きがすぐにわかるというのがある。下側にストラップがあるのでそれさえ意識していれば上下逆向きで使うこともない。筆者の場合、左手の小指にストラップを掛けておけば、落下防止になる。
IMG_1023.JPG
↑こうしておけば落下防止
 いかがでしょうか。難しいのは穴開けだけ。それさえできればスマホの使い勝手がとてもよくなるので是非試されたい。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。