SSブログ

ゴールドコーストマラソンと旅行記 その2 [野球]

これは管理人が2001円6月、オーストラリアのゴールドコーストへの旅行記です。もう10年以上も前の出来事であり、今となっては参考にならない点もあろうかとございますが、ご了承下さい。

最初一つ前一つ後最後

■ブリスベンからゴールドコースト■
6月23日(土) 晴
 5時23分、ブリスベーン国際空港に着陸。もちろん暗闇の中である。農業国であるオーストラリアは、細菌の侵入を防ぐため、機内食を含む外部からの食べ物の持ち込みは禁止されている。私もマラソン前の体調維持に梅干しを持ってきたかったが諦めていた。税関ではミネラルウォーターとカロリーメイトを差し出したが、係員は軽く見ただけで、それを置いたままにした。シューズの方は問題なかった。シューズに付いている土も持ち込み禁止なのである。案外「申告あり」に並んだ人のほうが多かった。6時07分に税関を突破。
AUS_3353.jpg
↑ブリスベーン国際空港

 6時30分、我々10数名のJTBツアー客はアキラという添乗員に率いられて専用バスに乗り込んだ。彼は「グダイ」と挨拶した。オーストラリアではAを常にアイと発音する。つまり「Good day」と言ったのである。ユーカリの樹が沿道を埋め尽くす国道1号線を南下しゴールドコーストに向かう。ちょうど朝日が昇るところで感動的である。ただしそれはバスの車窓の左側で、私は右側に座っていたのでよく見えなかった。
 快適な高速道路を1時間。まずはゴールドコーストの中心街サーファーズにあるJTBデスクに連れていかれ、オプショナルツアーや滞在ホテルについて説明。ここで広島の佐伯市からやって来たM氏と知りあった。彼もゴールドコーストマラソンにエントリーしているというので、彼にゼッケンをもらって来てもらうことにした。彼は夫婦で来ていてゴールドコーストマラソンは2回目で、会場までいくための自転車も持ってきている。後から聞いた話では広島方面から関西空港に行くのは不便になったという。
 次に我々は免税店まで連れて行かれた。ここで買い物をせよということだが、ブランド品の価値を知らない私は、そこを足早にあとにし、今日行われるはずの競馬の新聞を探すことにした。その店は簡単に見つかった。新聞は$2.50。オーストラリアの初めての買い物は競馬新聞だった。日本のに比べてかなりごつい。予想以外の情報が多いのと開催競馬場が多いのだろう。さらに日本語の書いた近くのコンビニに行き、ミネラルウォーター$1.50。ここでテレフォンカードを求めたがなかった。国際テレホンカードならあった。この頃は日本の携帯電話が海外で使えるわけではなかったのである。それどころか携帯電話を持っていない人も多かった。
AUS_3358.jpg
↑カルビモール
 9時10分、カビルモールという繁華街を歩く。焼肉のような名前である。荷物はJTBがホテルに届けてくれるので身軽である。疲れているので、すぐにホテルで休みたい心境であるが、チェックインは14時00分からということなので、とりあえず昼食にしたかったのである。マクドナルドはメニューの読み方がわからず中止。
3662510.jpg
↑マクドナルド
 10時26分、ミスタードーナツなら自分で選ぶので簡単だからそこに入った。競馬新聞を読みながら食べる。書いている意味が分かりにくく苦労する。日本の競馬新聞のように複数の記者が印を打つのではなく、レースごとに3頭選んでいるだけであった。競馬は12時00分からなので観光案内所に寄ったりして時間を潰す。




■ゴールドコースト競馬場■
 競馬場にはタクシーで行く。シャトルバスが出ているはずだが、インターネットで調べた時刻表はホテル行きの鞄の中に入れたままなのである。運賃はは約$10かかった。
AUS_3392.jpg
AUS_3367.jpg
↑ゴールドコース競馬場
 11時47分ゴールドコースト競馬場着。入場料は$5で、あとで買ったレーシングプログラムも有料であった。入場門から入って左側に馬の待機所がある。馬を間近まで見ることができる。右側はスタンドで、ゴール板を境に左側がクラブ会員専用スタンドで、この前にパドックがある。クラブといってもごく普通の格好をしている。スタンドの反対側には屋台風の飲食店がある。
AUS_3372.jpg
↑馬の待機所
 スタンドの中は当然馬券を買うところなのだが、オーストラリアではブックメーカーが認められているので、最初どこで買うのか戸惑った。払い戻しの窓口も分からなかったのだが、これは発売と同じ窓口であった。2レースから7レースまでEACH WAYという単複馬券を$1ずつ買ったのだが、当たったのは最後の7レース、CHOP CHOPという馬で複勝を取っただけであった。配当には5と書いているのに払い戻されたのは$2であった。表示されていたのは払い戻しではなく最終オッズで、しかもそれは最大倍率ではないだろうか。
STD_3379.jpg
↑ゴール前
AUS_3388.jpg
↑スタンド内
AUS_3389.jpg
↑WEIGHT点灯で「確定」
 コースは右回りで、雰囲気的に阪神競馬場に似ている。日本のように混雑しておらず、たぶん日本の地方競馬よりも観客が多く雰囲気も明るい。のんびり観戦できるのがいい。眠気がいっぺんに吹き飛んだ気がした。ないと思っていたファンファーレもあるし、発馬直後にベルが鳴る。感心したのはパドックがゴール過ぎのスタンドの前にあることで日本でも採用してもらいたい。
AUS_3380.jpg
↑スタンド前にあるパドック

AUSS3376.jpg
↑競馬場全景
 まさかここにはいないと思っていた日本人客が20人ほどいた。いずれもグループであったが、競馬だけを見に来たようには見えず、かといって観光客にも見えなかった。
 ここで買ったハンバーガーは大きくて旨かった。さすがオージービーフ。
 15時35分、メインレースを前にタクシーで宿泊先のPARADISE ISLAND RESORTに向かう。入場門のシャッターは閉められていた。

■ホテルに到着■
 15時43分、ホテルに到着。フロントで鍵の他、ゴールドコーストマラソンと書いた袋を渡された。どうやらM氏がゼッケンをもらってくれたらしかった。特に頼んだわけではなかったし、番号も教えなかったのに、どうやって調べたのだろう。いずれにせよ感謝の意を表すことにした。
 部屋はダブルベッドがひとつ。それにソファーと、ベランダには椅子がある。部屋の鍵をドアのところに差すと部屋の電気が使えるようになる。マヌケにもデジタル時計の電源も切れてしまうので、部屋に入ると常に「0:00」と表示される。その後、海外ではホテルの時計はないのが普通だということを知ることになる。冷蔵庫はあるが何も入っていない。瞬間湯沸かし器とカップ、グラスがそろっている。バスダブはもちろん洋式である。シャワーの湯がなかなかでなかった。どっちに回せば湯が出るのかわかりにくい。ヘヤドライヤーはあるが、外国ホテルの常として、歯ブラシや浴衣はない。全体として広々しているが、やや古さを感じる。
 まずしなければならないのは、自宅への連絡だ。しかしどの方法を使っても話中を伝えるばかり。いったいどうなっているのだ。
 さらにM氏の部屋番号が分かったものの、電話してみると、誰もでなかった。
 洗濯をしてから、17時00分ホテルを出る。17時40分オーキッドアベニューにある「網元」という日本料理屋に入る。店はカウンターのみの簡素なもの。客はいなかった。牛肉のしょうが焼き定食$13。日本食にしたのはレースの前は無難な食べ慣れているのにしようという意図である。
 コンビニで買い物をしてからホテルに戻る。
3662503.jpg
↑コンビニ日本屋
 自宅への電話がやっと通じた。どうやら電話機の故障でどこからも話中になっていたらしい。
 風呂に水を入れていると、M氏がわざわざ部屋に訪ねに来てくれた。「レース前に競馬とは余裕ですね」とか言われた。
 21時10分簡単なストレッチをやってから、就寝。レース前の緊張感はない。そのかわりいいタイムは出そうもない。事故がなければよしとしよう。

最初一つ前一つ後最後

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。