2005年天皇賞・秋予想 [競馬]
力量が拮抗した興味深い出走馬が揃いました。前年の秋三冠馬ゼンノロブロイを筆頭に、宝塚記念でゼンノロブロイを下した牝馬スイープトウショウ、無名ながら安田記念を制したアサクサデンエン。東京得意のテレグノシス、古豪タップダンスシチー。順調さを欠いていて勝ち負けは疑問があるものの、エリザベス女王杯連覇のアドマイヤグルーヴや天皇賞・春を勝ったスズカマンボも出走します。
実力的にはゼンノロブロイがやはり抜きんでています。まともに走れば他の馬は太刀打ちできそうにありません。ただ彼自身宝塚記念で敗れているし、天皇賞・秋の過去のデータを見ても絶対的本命がしばしば負けているので、つけいる隙はあると考えるべきでしょう。まして横山典弘騎乗となれば考えてしまいます。
ゼンノロブロイより前で競馬するのがタップダンスシチー。鉄砲駆けには定評がありますが、東京2000mで果たして逃げ粘る力はあるでしょうか。年齢を考えると厳しそうに思えます。
逆にゼンノロブロイを後方から一気に交わそうというのはスイープトウショウ。前走の毎日王冠は６着と敗れているがこれは出遅れが原因。馬が走る気になっていれば、直線の長い東京コースはこの馬の末脚を発揮するのに格好の舞台でしょう。横道にそれるますが、日本シリーズで千葉ロッテマリーンズが４連勝しました。このように無敗でストレート勝ちすることを米国では「スイープ」といいます。こういう時事ネタというのは意外に莫迦にならないですから軽視しない方がいいでしょう。
テレグノシスは東京コースで実績があるものの、なかなか勝ちきれないジリ脚であり、リンカーンは本来長距離馬であり、しかもジリ脚であるので、ここでは重視しない方がいいでしょう。
それより不気味なのはアサクサデンエン。安田記念以来というハンデはあるが同じ東京コース。マイルで実績があるとはいえ血統的には中距離にも対応可能。３強が牽制している間に漁夫の利を得ると可能性は充分あるでしょう。
ダンスインザムード、アドマイヤグルーヴ、スズカマンボといったところは実績はあるものの順調さを欠いており、軽視しても差し支えないでしょう。
結論。アサクサデンエンを本命。ゼンノロブロイらと未対決という未知の魅力を買いました。対抗は実績重視でゼンノロブロイ。単穴でスイープトウショウ。１着か着外かの思い切った競馬を期待したいところです。
◎アサクサデンエン
○ゼンノロブロイ
▲スイープトウショウ
×タップダンスシチー
「これは何だ～w(゜o゜)w」
ヘブンリーロマンスだった。アサクサデンエンも頑張ったけど４着。スイープトウショウも５着。スイープトウショウはこのスローペースでは持ち味が生きなかったか。
女性天皇容認、天皇陛下のご観戦、紀宮様のご結婚ということを考えれば、牝馬ヘブンリーロマンスは軽視できなかったはずですね。
その天皇陛下のご威光の前にはマリーンズが「スイープ」したことなど取るに足りなかったということでしょう。
by umayado (2005-10-30 16:00)